こんばんは!

品川区議/都議選予定候補の

あべ祐美子です。

 

昨日のブログでもお伝えしましたが、

昨日から旗の台病院でも

新たにワクチン接種が始まりました。

また、区のHPでもようやく

接種実績が公表されるようになりました。

 

ワクチンは入手出来ているようです。

1回目接種が終わった方は17.7%。

自衛隊の大規模接種センターでの接種が

約4割を占めています。

2回目接種を終えた方は1.2%。
先行実施していた

高齢者施設での接種でしょう。

 

もう少し詳しく数字を見てみます。

 

区内接種会場では6月2日末現在で

1回目接種が8704人。

うち、約1000人は施設接種として

10日間で8000回弱。

大規模接種センターでの6200回は

ありがたいですね。

 

それでも

高齢者の7割接種を目指すと

17万回の接種が必要。

単純に割り返すと2~3か月!

大幅なスピードアップが必要です。

 

一方で、4日には新たに

旗の台病院が接種をスタートしました。

 

 

また、既存の接種会場でも

②荏原四中

④ウェルカムセンター原

⑩大村病院 

では、予約枠を拡大したので

新たな空きが出ているかもしれません。

 

6月中旬には医療関係者の接種も終わり

かかりつけ医での個別接種も含め、

順次接種会場は増える見込み。

2回目接種も本格化します。

さらなるスピードアップに期待します。

 

64歳以下の方々への接種券は?

 

ここにきて、注目されているのが

64歳以下の方々への

接種券の送付です。

上記の通り、品川区では

高齢者の接種も軌道に乗っていません。

64歳以下の方々や

基礎疾患のある方への接種券は

7月中旬を予定していました。

 


(画像は6月5日付 東京新聞TOKYO Web より)

 

けれども、国や都の

大規模接種センターでの接種が

64歳以下も対象になるまでに

接種券が送付されなければ

品川区民は予約できません💦
昨日も強く前倒しを要請しました。

 

区としてはできるだけ前倒ししたいが

今月中は難しそう、と。

接種券の印刷・封入・発送作業を

委託している事業者との

契約もネックになっている??

いやそこは、64歳以下一斉でなくても

年齢区分を切ったり、

基礎疾患のある方の申し出を

受け付けるくらいはしてほしい。

 

今月後半には、都議選の

投票所入場券も発送されることだし

何とかならないものか…

なんでこんなに遅いのか

 

そもそも全国的に高齢者接種も

充分進んでいない中で

64歳以下接種に乗り出すのは

「打つべき人から打つ」から

「打ちやすい人に打つ」への

方針転換とも言えます。

どちらが行政として正しい判断なのか

難しい問いかけですが

集団免疫の確保という意味では

後者も現実的な選択肢と思います。

 

さて、なぜ遅いのか、という点ですが

・区側の姿勢や初動の遅れ

 (3月の予算委員会でも指摘しました)

・医師会とのコミュニケーション不足

という面も確かにあると思います。


 

ただ、それ以上に私が疑問視しているのは

1700以上ある市区町村が

別々にシステムを立ち上げて

実施すべきプロジェクトなのか?

ということです。

それぞれに事業者と契約し

システムを立ち上げ番号を付与し

基礎疾患のある人への対応を考え…

同じテーマの会議が日本中で

1700×n回開かれている…

もっと効率的なやり方はなかったのか。

 

例えば米国では州単位、カウンティ単位で

大枠の仕組みが決まっていたような。

(ちゃんと調べたわけではないので

詳しい方がおられたら

教えていただきたいと思います。)

 

自治体の仕組み自体が国によって違うので

これ以上は言いませんが

日本の行政システムの効率化は

単にデジタル化だけでなくて

その役割分担から

見直す必要があるのではないかと

感じています。

 

この先都内でも、

人口が少なく医療資源が多い

自治体は、早く接種が終わるでしょう。

自治体間の競争だけでなく

自治体間の協力を促す

仕組みになればと思います。


 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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