こんにちは。

品川区議会議員の阿部祐美子です。

 

ようやく確定申告を終えて(!)

ブログを書く時間をができましたキラキラ

 

先日、品川区五反田にある

就労移行支援事業所

ジョブサ品川区 を訪ねましたニコ

(名称に品川区とありますが、

区立ではなく民間の事業所です)

 

 

就労移行支援事業所というのは

一般企業への就労を目指す障害者に対し

仕事に必要な知識やスキルを向上させる

サポートをする事業所です。

全国に3500か所以上ありますが、

ジョブサ品川区はいち早く

オンライン支援を進め、

コロナ禍で注目されています。

 

NHKのクローズアップ現代+でも

「新しい支援の形」として

昨年11月に紹介されましたキラキラ

 

 

そこで、オンライン支援の現状を

松田一樹社長にみっちり伺いました。

 

独自コンテンツは250講座に

 

ジョブサ品川区の定員は20人。

午前中はコミュニケーションスキル

午後はPCスキルなど

個別課題に応じて訓練し、

最後にストレスケアをおこないます。

自分でストレスケアができる力は

仕事を続けるうえで、とても重要ですね。

 

 

教室をのぞくと、皆パソコンに向かって

課題に取り組んでいます。

よくみると、動画コンテンツを使って

エクセルの操作を学んでいたり、

画像処理ソフトを使っていたり。

それぞれ別の訓練を行っています。

 

同じ教室内ではスタッフが

オンライン提出された課題に

返事を書いています。

在宅受講者も、日々の計画に沿って

訓練の開始や内容、所要時間など

スタッフに報告しながら進めています。

まさにテレワークですね。

 

昨年の緊急事態宣言直後は

パソコンを貸し出して

資格の取得のテキストに従って

課題をメールでやりとしていましたが、

 

今では独自のエクセル講座や

ウェブ制作、プログラミングなど

独自講座は約250にのぼるとのこと。

 

 

さらに、株式会社ドワンゴとも提携して

N予備校のすべての講座が

無料で使えるんですってビックリマーク

 

働き方の変化を見据えて

 

ジョブサ品川がオンライン講座に

力を入れるのは、

コロナ対応というだけではありません。

コロナ以前から、オンラインを利用した

在宅訓練を模索しており

昨年の緊急事態宣言でようやく

行政から認められたそうです。

 

「パニック障害やてんかんなど

電車で通ってくることが難しい人も

在宅なら就労の可能性が広がる」

と松田社長。

 

さらにコロナ禍で、障害者雇用の分野でも

オンライン企業説明会やオンライン面接などが

広がっており、今後は事務職もITによる

自動化とテレワークが進んでいく見通し。

 

そのため、就労移行支援事業所は

障害を持った方がその職業を選択できるよう

今までの就労支援に加えて、

プログラミングや高度なPCスキルが

習得できるなどの環境を

整備する必要があるとのこと。

 

今後の働き方の変化を見据えた

取り組みに、深く共感しましたニコ


今後はひきこもり支援も

 

さらに、個別の訓練内容を

動画にしたことによって

スタッフが各受講者への

本来の支援に時間を充てられるという

メリットもあったそうです。

 

松田社長が今考えているのは

オンラインを活用した「ひきこもり」への対応。

家にこもり、家族以外とは

ほとんど交流がないひきこもり状態の人は

全国で100万人以上と推計され、

支援はなかなか進んでいません。

 

「現状では、本人が家から出てこないと

支援が始められず、出てこないで

良いという選択肢がない」と

松田社長は指摘します。

そうしたケースでも

オンラインを活用すれば

在宅で働く可能性は広がるはずです。

 

ただし、こうした取り組みを支える

公的な仕組みはまだ整っていません。

うまく行政と連携できれば

ひきこもり支援に道が開けそうな

予感がしますニコニコ

 

コミュニケーション特化型で

 

松田社長はもともと、医療法人のコンサル。

でも医療だけでは救えないことが

たくさんあると感じていました。

例えば、高次脳機能障害や精神疾患で

退院したあと、就職には

なかなか自力では結び付きません。

 

そこで2014年、精神や発達系を中心とした

就労移行支援事業所として

ジョブサ品川区をスタート。

利用者の多くが職場の人間関係で退職し、

企業側もコミュニケーション能力を求めていたことから

コミュニケーション特化型としました。

 

「福祉の分野は、社会に貢献する喜びがある。

民間に比べてアイディアはまだ弱い分、

やり方次第でもっとよくなる」と

松田社長は熱く語ってくれました。

 

 

気が付けば、1時間半以上!

支援内容だけでなく、

福祉行政が抱えるさまざまな課題や

各地の先進的な取り組みなど

さまざまなお話を伺いました。

長くなりすぎるので、

また別の機会にキラキラ

 

お忙しい中、長時間お付き合いくださった

松田社長ならびにスタッフの皆様

ありがとうございましたラブラブ

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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