こんばんは。
品川区議会議員の阿部祐美子です。
今日は区議会文教委員会で
改築したばかりの
区立南ゆたか保育園と
南ゆたか児童センターを
視察しました。
曇り空で写真はちょっと暗いけれど
パステルカラーのアクセントが効いた
白い建物と
咲き始めた若い桜の花が
迎えてくれました。
区立南ゆたか保育園
お引越しは週明けの29日。
わずか3日間ではありますが、
年長さんにも新しい建物を
経験してもらおうと、
頑張ってくれています。
それでは中に入ってみましょう。
1階は、0,1,2歳児のお部屋です。
引っ越し期間中なので
モノが出ているのは許してね
1階の床は、すべて床暖房入り。
多摩産の木材が貼られていて
ハイハイするのも気持ちよさそう
トイレとの壁の間に
大人の目の高さのガラス窓を設けて
中の様子が分かります。
1~2歳児のトイレ。可愛い~
といっても、おむつ世代ですから
トイレの存在に慣れるという
感じでしょうか。
2階は3、4、5歳児。
床は同じく多摩産材ですが、
3歳児からは上履きを履いて過ごします。
床暖房は入っていません。
扉を開けば大空間に。
扉を閉めても大きな丸窓から
部屋の奥まで光が届きます。
狭い敷地でも開放感をうみだす
工夫が感じられます。
木製のテーブルは
足を折りたたんで高さを変えられます。
椅子には背もたれがありません。
自然に背筋を伸ばすようにとの
配慮です。
こちらは調理室。
IH調理器具を多く採用することで
室内が高温になることを防ぎます。
働く人にもやさしい設計ですね。
南ゆたか児童センター
児童センターは、3階。
保育園の脇に専用入り口があります。
入り口までのアプローチ。
タイルがカラフルですね♪
内部では賛否あったそうですが、
私は好きです。
グエル公園をさらっと薄めた感じ
エレベーターで3階へ。
遊戯室には、ダンスの練習もできる大きな鏡。
天井には、照明をつける
バトンもあります。
床はこちらも多摩産材ですが、
土足のまま使うそうです。
一輪車専用収納。
一輪車も木の床の上で乗ります。
メンテナンス上、大丈夫なのかな。
メーカーさんは、傷はつきにくいと
言っているそうですが、
ちょっと気にしておきたい点です。
図書室です。
鬼滅など人気コミックが並んでいました。
その他の本ももちろん入る予定。
Wi-Fiはありません。
その点は相当議論があったそうです。
学校で1人1台タブレットが配布された今、
18時までの児童センターに
Wi-Fiがあってもいいのでは、とも
思いますが、
まずは現場の判断を尊重。
こちらは集会室。
立派なキッチン、各種ボードゲーム。
コロナが落ち着いたら、いろいろ使えそうですね。
集会室には、南ゆたか児童センターが
ペーパージオラマグランプリ2019で
金賞を受賞したときのジオラマが
飾られていました
親子サロンです。
(写真のアングルがイマイチ💦)
入り口脇にベビーカー置き場もあります。
このフロアで唯一、
靴を脱いで使う空間です。
意外と知られていませんが、
保育園不足の中
子どもたちが通い続けながらの
保育園や児童センターの改築は
代替地確保など困難が多いのです。
建替え前の建物は築約50年と老朽化。
旧荏原四中の校舎を移転先として
ようやく建替えが実現しました。
住宅街の狭い道路に面したこの敷地、
セットバックもおこなったため
狭い敷地がさらに狭く💦
でも、採光を工夫し、木を多用して
明るく居心地の良い空間に
なっていました。
この場所でまた、多くの子どもたちが
たくさんの愛情を栄養にして
すくすく育っていきますように