こんばんは。
品川区議会議員の
あべ祐美子です。
今日は、２０２４年度に開設予定の
（仮称）品川区立児童相談所の
新築工事説明会に行ってきました。
先月、文教委員会で報告された
区立児童相談所計画の概要とともに
お伝えしますね。
児童相談所って？
まずは、児童相談所についてのおさらい。
児童相談所は、保護者の病気や
死亡により家庭で育てられないとか
児童虐待などで家庭で育つことが適切でない
子どもを一時保護したり
家庭機能を支援したりする公的機関です。
このほか、愛の手帳の発行など
子どもに関わるさまざまな仕事をしています。
都内には東京都の児童相談所が
１０か所ありますが、
児童虐待の増加などによりどこも手一杯。
区内にある東京都品川児童相談所も
品川、大田、目黒の３区を担当しています。
でも、子どもたちの安全のためには
きめ細かな支援が必要であり、
法改正もあって、２３区の多くは
区立児童相談所の新設準備を進めています。
私も長年、区立児相を早期に設置するよう
求めてきており、
区の設置準備を全面的に応援しています。
どこにつくるの？
開設場所は、北品川３丁目の
区立子どもの森公園内です。
都立品川児童相談所から近く、
開設後も連携を期待します。
現在の公園を縮小して工事をします。
長く愛された恐竜が一体、
姿を消してしまうのは残念でもあります
ただし、現在東京都が行っている
下水道工事が終われば
その敷地は公園として一体的に
リニューアルする予定です。
建物の概要とイメージです
施設の概要
建物には、区立児童相談所と
一時保護所が入る予定です。
１～３階が児童相談所です。
４，５階が一時保護所。
居住スペースなので図面は割愛。
工事について
今日の本題は、工事説明です。
まず、３月中に工事の仮囲いを作ります。
工事は基本的に
月～金曜日の８～１７時。
ただし騒音・振動のない作業は
土曜日にも実施し、
朝夕も上記の時間以外に
準備作業等が行われます。
山手通り側、公園との境の計２か所に
騒音振動計が設置されるとのことです。
工事中に気になるのは
工事車両の出入りと安全対策。
品川学園の目の前にあるため、
大型車両の運行は登校時間を避け
朝８時半以降とするそうです。
近隣には保育園もあり、
保護者による送り迎えもあるので
保育園関係者への周知も
お願いしておきました。
工事スケジュールとしては
今年５～６月頃に予定地の
遊具撤去や樹木の移設、
その後、くい打ちや地面の掘削。
10月以降、コンクリートの工事が
始まります。
この頃から、工事車両の出入りが
ぐっと増える見込みです。
順調にいけば２２年度中に
建物の引き渡しとの予定です。
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とはいえ、建物ができればOK
というわけにはいきません。
児童相談所は
子どもたちの命に関わることもある
重要な役割を担っています。
児童福祉司や児童心理司、
医師、看護師、保健師、弁護士など
専門スタッフの確保や育成、
区内外の施設や団体とのネットワークづくり
里親募集と里親支援。
児童虐待のニュースを見るたび
多くの方が心を痛めていることと思います。
痛ましい事件がこれ以上起きないよう
行政だけでなく
地域の中でできることは
たくさんあるんじゃないかと思います。
あ、でも現実には
親の精神疾患などにより
結果的に不適切な養育になっている例もあり
「虐待」という言葉でくくるのは
ちょっと違和感を持っています。
最後にいくつかリンクを。