みなさまこんばんは!
品川区議会議員のあべ祐美子です。
コロナ禍で、女性に対する暴力や
シングルマザーの困窮、
非正規労働が多いなど経済的基盤の弱さが
改めてクローズアップされています。
女性施策に関わる内閣府や文科省、厚労省、
法務省、警察庁などの3年度予算案などについて
党ジェンダー推進本部によるヒアリングに
自治体議員としてリモート参加したので
主なものを共有しますね。
私も網羅的に把握しているわけではないけれど
(なんたって、国の予算💦)
これは! というテーマについては
引き続き掘っていこうと思います。
【内閣府男女共同参画局】
(2年度3次補正)
○配偶者暴力や性暴力被害者等への相談・支援体制の強化や災害対応における女性視点の反映など安全・安心の確保(7.7億円)
・配偶者暴力被害者への相談窓口「DV相談プラス」の体制強化や民間シェルター支援
・性犯罪・性暴力被害者等の相談のためのコールセンターやSNS相談、支援センター運営の安定化 など
○ポストコロナに向けた経済構造の転換(1.5億円)
・地域女性活躍推進交付金。女性デジタル人材の育成や、女性就労のための自治体の取り組み支援
(3年度当初予算案)
○女性に対する暴力の根絶
・DV被害者等セーフティネット強化支援(2.4億円)。民間シェルター等の先進的取り組みを都道府県経由で支援
・性犯罪・性暴力被害者のための交付金(2.5億円)
・女性に対する暴力の防止等に関する取り組み(0.7億円)。かがいしゃプログラムなどの試行調査。
○あらゆる分野における女性の活躍
・地域女性活躍推進交付金(1.5億円)
・コロナ禍で顕在化した精査への偏見解消(0.1億円、新規) など
いろいろありますが、主力は「DVプラス」と民間シェルターなどの活動支援という感じです。
【法務省】
○養育費の履行確保に向けた取組(0.16億円)
・養育費取り決め関係パンフレット等の作成
・養育費不払い解消に向けた調査研究委託
○女性等からの人権相談への対応
○日本司法支援センターにおける取組
・DV・ストーカー等被害者に対する法律相談援助 など
金額はとっても少ないですが
、養育費の取り決めや不払い解消に向けて新たな制度を検討しており、ここは要注目です。
【文部科学省】
○女性の多様なチャレンジに寄り添う学びと社会参画支援(0.24億円円)
○子どもを性犯罪当事者にしないための安全教育推進(0.33億円、新規)
○科学技術イノベーションを担う女性の活躍推進(19、98億円)
○スポーツ分野での女性の活躍促進。スポーツ団体での女性理事向上など
「子供を性犯罪等の当事者にしないための安全教育推進事業」なんで、すごく期待の持てるタイトルですが、予算がとっても少なくて、単なるインターネット安全教室みたいになってしまわないか心配。ユネスコの 国際セクシュアリティ教育ガイダンス に基づいた包括的で科学的な教育を、早く日本も取り入れてほしいと、切に願います。
【厚生労働省】
厚労省は”女性支援”を取り出した資料を作ってきませんでしたが、
1 ウィズコロナ時代の保健・医療・介護
2 雇用就業機会の確保
3 生活支援
の大きく3つに分かれており、1、2では
○女性医療職等のキャリア支援、病院内保育所の支援
○派遣労働者など非正規雇用労働者の再就職支援
○女性活躍・男性の育児休業取得等の推進
○雇用形態に関わらない公正な待遇の確保
○総合的なハラスメント対策の推進
などが挙げられています。
生活支援は関連する部分が多いので、資料をそのまま載せますね。
読めるかしら?
子育て支援に児童虐待防止、社会的養護、不妊症・不育症、困窮者支援、ひきこもり…
ひとつひとつ書き込みたい項目ばかりなので、またの機会に。
とりあえず、去年がんばった不妊症について大きく動いたのがうれしいです
【警察庁】
・性犯罪捜査に従事する警察官等に対する研修(400万円)
・「子どもの性被害防止プラン」に基づく対策推進(4900万円)
・「ストーカー総合対策」に基づく取り組み実施(7900万円) など
子どもの性被害防止プランは、現行法を前提に子どもの性被害撲滅のために政府が取り組むべき施策をまとめたもの。この分野、まだまだ見直しと強化が必要。
と、駆け足で書いてみましたが、
何しろ項目が多岐にわたるので、
分かりにくかったと思います。
区政とからめつつ
今後も注目&お伝えしていきますね