こんばんは!

品川区議会議員のあべ祐美子です。

 

女性起業家の卵さんたちの

優れたビジネスプランを表彰する

「ウーマンビジネスグランプリ2021」が

来月に迫ってきましたベル

早いもので、もう10回目なんですねー目

 

今年は2月28日にオンライン開催。

観覧申し込みは、こちらへどうぞ。

 

 

そこで思い出したのが、
2017年のグランプリを受賞した、奥井のぞみさん
医療的ケアの必要な息子さんのために
簡単に着せられるおしゃれな病児服」を目指して
製品づくりをスタートされました。
 
あれから3年間、どんな活動をしてきたのかな?
うん、聞きに行ってみよう 自転車
 
 
 
 
既製品なく手作り
 
奥井さんは2010年に出産。
出産時の事故で、伊吹君には重い障害が残りました。
人工呼吸器をつけ、胃ろうで栄養を摂取する、
医療的ケアが必要です。
 
寝たきりで両肩の脱臼もあって、
肌着の脱ぎ着だけでも一苦労。
介護服を検索しても、高齢者向けばかり。
ならば自分で、と作ってみたら、
看護師さんからも大好評。
本を取り寄せ、裁縫の得意な義母に教わり、
工夫と経験を積み重ねていきました。
 
そして2017年2月には、品川区が主催する
ウーマンズビジネスグランプリで
グランプリと立正大学経営学部賞、オーディエンス賞を
トリプル受賞キラキラ
4月から本格的に病児服の販売を始めました。
 
販売は、当初は全国各地の展示会が中心。
毎年のように新聞やテレビで取り上げてもらえるようになり、
知名度が広がっていきました。
 
一方で、今の製品づくりの主力は
洋服よりもグッズが中心だそうです。
 
真ん中の細長いブラシは、胃ろうのチューブ洗浄用。
チューブの内側がきちんと洗えるよう、
特殊なねじりブラシを作ってくれる工場を
ネットで探しては電話をかけまくったそう。
星やイチゴなどのチャームが選べます。
 
こちらのグッズは、胃ろうチューブが
肌に当たらないようにする、
スナップ付きのクッション。
可愛い柄や形で作り、
子どもだけでなく高齢者を介護する
ご家族にも喜ばれているそうです。
 
一方、寝たまま切られる子ども肌着は、
大手アパレルメーカーも比較的安価に販売を開始。
2017年当時、奥井さんが某メーカーに
持ちかけたときには「時期尚早」と言われたそうですが、
企業の社会貢献意識が高まってきたことの
表れかもしれません。
 
全国の仲間たちと
 
全国で展示会をする中で奥井さんは、
同じ志を持って病児服やグッズを作る
お母さんたちが少なくないことに気づきました。
横のつながりで仲間が増え、
小児科外科学会のブースに共同出店も。
2019年には、一般社団法人チャーミングケアが設立され
奥井さんも理事として加わりました。
一緒に製品を作るだけでなく、
さまざまな障害を持つ子供のお母さんと
座談会などを通して、
企業にニーズを伝えるなど活動の幅は広がっています。
 
家庭では、3児の母親でもある奥井さん。
ご家族の協力に加え、
訪問看護やレスパイトも活用しつつ
「これからも、在宅の子どもたちや家族の
細かいところに手が届くお店として
続けていけたら」と話しています。
 
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伊吹君の介護を含め、3人の子育て、
可愛い介護グッズのデザイン、制作、販売。
日々ものすごく忙しいでしょうに、
温かな笑顔を絶やさない奥井さん。
この記事には書ききれないほど
さまざまな思いを伺いました。
 
区内に暮らす医療的ケア児と
そのご家族が、少しでもほっとする時間を持てるよう
私も頑張らなければ真顔
 
そしてウーマンズビジネスグランプリ♪
ぜひ、今年もご注目くださいねベル
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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