おはようございます。

先週末、区内の目黒川と立会川で、

マイクロプラスチック調査を行いました。

 

マイクロプラスチックって何?

便利で安いプラスチックは、

私たちの身の回りにあふれています。

プラスチックは分解されず

ポイ捨てされたり

劣化して飛んで行ったりしたものが

数ミリ以下まで小さく削られて

マイクロプラスチック(MP)

下水や川、最後は海に流れ着きます。

 

そして食物と一緒に魚や貝、海鳥など

海の生き物の体内に入り、

消化できないまま死に至ります。

そして食物連鎖を通して、

人間の体内に戻ってきてしまいます。

 

いったん海に出たMPは、

回収は、まず不可能。

では身近な川から

どんなMPが

どのくらい流れ出ているのか?

それが今回の調査の目的です。

環境ベンチャーの

株式会社ピリカさんに依頼して

(本年度分の政務活動費をつぎこんで)

調査を実施しました。

このあと専門的な分析を経て、

年末までに調査結果が

まとまる予定です。

 

 

【1日目:目黒川調査&レクチャー】

大崎駅に近い目黒川・小関橋での

採水調査です。せっかくなので、

品川区議会の他会派の議員有志や、

環境問題に関心の高い区民の方にも

参加していただきました。

ありがとうございました😃

 

 

調査に使うのは、

ピリカさんが開発した

「アルバトロス 7号」。

持ち運びもできる

簡易な装置で、

全国の河川や海岸線で

調査が進められています。

(実は品川区にも無償調査との

打診があったのですが、

区が断っちゃったので、

私が調査することにしました💦)

 

 

 

また作業中は通行人の方々も

立ち止まって熱心に見てくださり、

「そういう調査ならぜひやって、

改善してほしい」と

エールをいただきました。

マイクロプラスチック問題は

どこか遠い国の話ではなく、

日常生活に繋がっていることを

実感してもらい、

排出段階からの見直しに

つなげられればと思います。

 

 

採水のあとは、近くの会議室で

MPによる海洋汚染について

ミニレクチャーを開催。

全国各地で調査するなかで、

由来の判明したMPのうち14%を

人工芝が占めること、

農業地域では、肥料に使われるMPが

多いことなど伺いました。

 

 

区内でも、人工芝は

多くのスポーツ施設や学校施設で使われ、

公共セクターからの環境汚染の

割合が高いと言えます。

この状況を、自治体、民間、

そして住民の力で改善していければと

野望を抱いています。

 

 上矢印他の地点で大量に採取された人工芝。

 これが海に流出すると、多くの魚を苦しめます。

 

 

【2日目:目黒川谷山橋+立会川弁天橋】

1日目は昼からの大雨で

他の地点の調査を見送り。

 
翌13日に改めて、
五反田駅から少し北、
目黒川にかかる谷山橋で
採取を行いました。
ここにも、区民の方が駆けつけて
くれたほか、
通りがかった親子も熱心に話を聞いてくれました。

 

 
 
最後は、少し離れた
立会川の弁天橋。
目黒側より流域が狭く、
海に近い地点でもあるので
どういう結果になるか…。
 
左側で引き揚げ作業をしている
茶髪のオバチャンが、私です。
2日間やると、作業もだいぶ
手慣れてきましたイヒ
 
 
分析結果がまとまるのは、
12月ごろの予定。
それをもとに、
品川区の環境対策、
公共施設での人工芝の
管理方法など、
区への提案に生かしていきます。