新型コロナによる保育園の育休延長と
復職時期について、
お問い合わせを多くいただいていますので、
今日は、品川区の対応について書きますね。
品川区の保育課の方針は
新型コロナの感染拡大防止などの観点から、
品川区では、非常事態宣言中は「強い登園自粛のお願い」、
6月末まで「家庭保育ご協力のお願い」をしていました。
そして登園自粛に対しては保育料の日割り返還、
今春入園予定児に対しては育休延長による
入園時期の後ろ倒しをしていました。
でも、その期間も過ぎ、7月中の復職&登園が
求められています。
とはいえ、感染への心配は今も続いています。
23区の多くの区では、引き続き8~9月まで
育休延長を認め、
9~10月中に復帰すればよいとの方針を
相次いで示しています。
品川区でも同様の延長を求める声があり、
保育課とは私も何度もやり取りをしてきました。
もちろん保育課にも直接、
保護者の方々の声は届いています。
けれども品川区では一律に延長はしない
判断をしました。理由としては
「年度途中からの入園希望者もおり、
公平性が損なわれる」。
つまり、
”今保育園に入りたい人がいるのに、
いつまでも空席のまま開けておくわけにはいかない”
ということですね…
とはいえ、延長しなければ退園するという人は
少ないでしょうから、
感情の問題のようにも感じます…
「勤務先との調整」で救済策も
一方で品川区は、
「勤務先との調整がつかなければ、9月末まで延長
(=10月中の復帰)を認める」という
救済策をつくりました。
(保育課HP⇒https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/20200303180823.html)
職場との調整がつかず、
やむを得ず復職できないときには、
7月20日までに「勤務開始(復職)誓約書」を
出すことによって、認められます。
(保育料は必要です)
自己都合で復職しない場合は対象外、と明記されております。
ただし、職場からの証明は不要で、
区から職場に改めて確認を取ることもしない、とのことです。
また、「今後の感染状況によっては見直しもありうる」ことは
確認しています。ただし、
区が再度自粛に向けて舵を切るかどうかは、
東京都の方針に倣うことになると思われます。
今日はこのあたりで…