今日から品川区内では学校が再開します。
でも今月いっぱいは分散登校。
第2波、3波が来たらまた休校するの?
休校中もオンライン授業とか1人1台タブレットとか、
活用している学校って、どんなことやってるの?
これから導入する学校って、どう始めたらいいの?
というわけで昨日、
立憲民主党全国自治体議員向けの
オンラインセミナーに参加しました。
講師は、4年前から1人1台タブレットを導入している
中高一貫校の英語教師、
藤澤佑介先生です。
藤澤先生は、Youtube「ミライクリエイターズチャンネル」で、
これからの教育の姿を発信しておられます。
1本が10分前後なので、ぜひ見てみてください!
→https://www.youtube.com/watch?v=BGQwm1xywc8&feature=youtu.be&fbclid=IwAR3SA2
さて本題。実際の使い方を見てみましょう。
休校中、ICTを使った生徒の1日は…
6:30 検温:専用サイトに入力
8:00 登校時間:学校のポータルサイトで連絡事項を確認
8:45 朝のHR:昨夜の勉強時間を学習レコードに入力
そして授業開始。
オンラインで双方向授業を進めたり、課題を送ったり提出したり。
写メで送られてきた課題に先生が画面上で採点もできます。
点数は自動集計。
教科学習だけでなく、
HRで生徒同士の話し合いもできちゃいます。
放課後は、学校外部の人たちとの職場体験の打ち合わせ。
夜の家庭学習では、分からないところは
解説動画で復習します。
もっともっといろいろあったのですが、
書ききれないので先に進みます…
ICT教育機器導入のポイントは?
導入にあたっての藤澤先生のアドバイスは、
一方、導入タイプもいろいろあって、
①端末シェア型自治体負担も家庭負担も少ないけれど、持ち帰りできない=休校時に使えない。
②端末貸与型持ち帰り可能で家庭持ち帰り可能、みんな同じ型。自治体負担は大きい=6年続けられるか?
③端末購入型機種を指定して家庭で購入。家庭負担大。
④BYOD型家庭にある端末を使い、公式IDのみ配布。ない家庭には貸与。
品川区では従来、①に②を組み合わせておりました。
でも、②にも制限をかけすぎて、
ICT機器としてのメリットを生かせずじまい
品川区も文科省のGIGAスクール構想に手を挙げてはいますが
いまは世界的な機器不足で、ほとんどの自治体と同様、
予算が通っても端末入手は早くて年内…
であれば、当面は④でしのぐしかないかな、と思います。
そして、気が付けば使わなくなっていた、とならないために。
もうほんとこれ。はまりやすい罠。
一時的にカオスになっても、遊びの道具として扱うことで、
自発的に取り組むようになる、とのお話でした。
心に残ったあれこれ
・ICTの活用で、生徒たちが学習だけでなく生活面で自ら工夫するようになった。
・すべてオンラインでは負担が大きい。既存の動画やプリントも組み合わせ、どう授業をデザインするか。
・4年前にいきなりiPadを渡されたが、渡されると教師はワクワクして使い方を考えるもの。
・オンラインだと2クラスを1人の先生が教え、1人がフォローするなどして定着を図れる。従来の授業とは違った活用法を探求中。
・不登校の子も勉強が続けられると喜んでいた。
・すべてを一斉にやろうとするのでなく、ゆるくスタート。
・アフターコロナにどう活用するか。夏季講習もオンラインでいいかもしれない。
長文をお読みいただきありがとうございました。
少しでもイメージが伝わったら幸いです