昨日に引き続き、18日の品川区議会厚生委員会の報告です。
医療的ケア児向けの施設新設と、
品川区西大井3丁目の防災公園・障害者施設新設計画など。
医療的ケア児の居場所づくり
経管栄養やたんの吸引など医療的ケアが必要な児童が
親子で安心して過ごすための新たな施設を区が計画しています。
場所は、品川区戸越6丁目16-14。
大原児童センターと同じ建物の1階部分です。
現在、区が把握している、医療的ケアを必要とする児童は23人。
保護者と長時間過ごさざるを得ないことから、
仲間づくりや相談ができる場として、本年度中に開設予定です。
児童センターと同じ建物なので、兄弟を連れてきてもOK。
ただし、看護師さんが週3日だったり、送迎がないなど、
対象の親子がだれでも安心して使える施設なのか
不安な面も。事業の様子をみながら充実していきたいと
課長さんの答弁。
6月に事業者の公募を行い、簡易プロポーザル方式で選考、
8月には事業者を決定するとのスケジュールです。
医療的ケアに十分な知識と経験、熱意をもった事業者に
決まることを期待しています。
防災広場・福祉施設の新設
西大井3丁目の国家公務員宿舎跡を国から購入し、
令和6年度に防災公園と障害者グループホームなどを開設する計画です。
一帯は閑静な住宅街ですが、災害時の避難場所確保が懸案でした。
敷地は約1644平方メートル。
約半分を防災広場とし、残り半分を
これまた課題だった高齢期の障害者に対応できる
グループホーム、短期入所施設とする計画です。
今後、事業説明会や広場整備のワークショップなど開き、
令和4年度に工事着工、6年度開設の見込みです。
このほか、東大井の立会川幹線雨水放流管の大幅遅れにより
工事のために仮移転しているデイサービス「月見橋の家」の復旧が
令和4年度から10年度に6年間も延びるとの報告がありました。
元々難しい工事とは聞いていましたが、新しい工法を使おうとしたものの
うまくいかなかったようで…建設委員会でないので詳細は聞けず。
ただ、工事の進行に合わせ、立会川の雨天時の水質改善は
令和4年度ごろから効果が出てくるそうです。
明日は、その他の委員会の報告内容の主なものをお伝えします。