旧東海道に面した
区立城南小学校改築の
現場見学会に参加してきました。
品川区建設防災協議会の方々が毎年、
議員対象に開催してくださっています。
今回は、台風15号の現場警戒の直後で
さぞお疲れだったと思います。
夜中の警戒、ありがとうございました。
まずは現場近くの事務所で概要説明。
旧東海道は江戸時代には東京湾の波打ち際。
シルトと呼ばれる軟弱地盤での工事です。
さらに、敷地の間口が狭く、奥が長いので、
搬入にも制限が大きく、なかなかの難工事とのこと。
来年春の竣工に向けて、急ピッチで工事が進んでいます。
こちらが工事現場。入り口のわきから、
細長い校舎が延びています。手前が幼稚園部分、
奥が小学校です。
中に入ります。
もちろん、ヘルメット&マスク&軍手着用。
↓こんな感じ。アヤシイ…?
小学校部分の床に空いた四角い穴から、地下の様子が見えます。
地下13メートル、ここに体育館ができます。
体育館は災害時の避難所にもなるので、
軟弱地盤を支えるために、通常より多くの鉄骨が入っているそうです。
3階の校舎の窓からは、高架を走る京急が目の前に見えます。
屋上まで上がるとプールがあります。
台風に備えて、さまざまな道具がロープで縛られたり、
逆にネットは紐を外して風圧を逃がしたりしたそうです。
結果的に被害はありませんでしたが、
現場の方々のご苦労が伝わってきます。
再び現場事務所に戻って質疑応答。
発注の手順や工期のことなど。
区議会での質問ネタの候補の一つになるかも。
来夏のオリンピック・パラリンピック時期の工事は、
東京都から自粛を求められているので、
解体工事が夏休み中にできず、工期に影響が及ぶかもしれません。
難しい条件下での工事に、
多くの方々の努力と知恵が詰まっていると実感。
改築された校舎が、多くの子どもたちに愛され大切にされますように。