区議会厚生委員会で、10月1日に開設予定の区立障害児者総合支援施設を視察しました。

 

子どもから大人までの各障害種に対応した、品川区初の総合施設。

区内の障害児者福祉関係者待望の施設です♪

場所は、京急青物横丁駅近く。

 早速中に入ってみましょう!

…入り口がちょっと分かりずらいです。オープンまでにおしゃれな表札が欲しいですね。

 

1階と地下1階は、パブリックゾーン。

多目的室(展示)は天井が高く、パーテーションも備え付けてあります。

空調の吹き出し口が床にあり、区切って使っても偏りなく空調が効く仕組みです。

 


こちらは、カフェレストラン。

やはり天井が高く、窓の外の緑が爽やかです。

窓の向こうに、訪問看護ステーションが見えます。

 

カフェカウンターには、本格的な器具がそろっています。

ここは、就労継続支援B型(定員20人)の活動場所でもあります。

オープンが楽しみです。

 

厨房も本格的。

 

地下1階。精神科のデイケアルームです。

吹き抜けの中庭のおかげで、自然光が楽しめます。

 

精神科のクリニックです。まだ家具類が入っておらず、広々としています。

月~水曜と金曜午前は児童精神科、木曜は大人の精神科の診療です。

9月2日から予約受付が始まります。

 

地下の多目的室(ホール)。

客席と音響、照明を備え、演劇やダンス、講演会など幅広く使えます。

視察中なので、他の議員さんも映り込んでいます。失礼!

区民への有料貸出もおこないます。

 

2階以上は、福祉サービスの利用者のみが通うプライベートゾーンです。

2,3階は児童発達支援センター。放課後デイや日中一時支援、子ども発達相談室、児童発達支援、保育所等訪問支援などのサービスを行います。

まだ家具や遊具などが入っていないので、どの部屋も似たような感じです。

迷子になりました…


 

2階には、相談支援センターも。

 
ルーフバルコニー。
雑草が生い茂っていますが、オープン前にはすっきりさせる予定です。
砂場もあり、屋外の遊び場にもなります。
 
どのフロアも、窓が床から天井まであり、採光は抜群です。
ただ、転落防止用にどの窓にも全体に柵があって…ちょっと微妙な気分です。
 
天井は細い板が貼ってあり、配管などが半分露出しています。デザインのようなコスト削減のような。

 

4、5階は、生活介護と短期入所。居室は2フロアに6室ずつ、計12室あります。うち2室は、地域生活に向けたバス・トイレ付きの体験型居室です。

開設直後は3床のみ受け入れとのこと。人材確保が理由とのことですが…せっかくの施設、早くフルスペックで稼働してもらいたいですね。


 

生活介護エリアの配膳スペース。写真より右手に食堂スペースが続きます。

家具がないので、まだガランとしています。



6階はスタッフルームです。

内装は5階までとほぼ同じです。

 

この施設は、4つの法人がそれぞれの得意分野を活かしながら運営します。

 

・社会福祉法人 愛成会⇒http://www.aisei.or.jp/

   生活介護、短期入所、就労継続支援B型、地域生活支援センター

・社会福祉法人 ゆうゆう⇒http://yu-yu.or.jp/

   児童発達支援センター(子ども発達相談室、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援、日中一次支援)、訪問系サービス

・社会福祉法人 グロー⇒http://glow.or.jp/

   障害者相談支援

・一般社団法人 日本精神科看護協会⇒http://www.jpna.jp/

   精神科クリニック、精神科デイ・ケア、訪問看護ステーション

 

利用者説明会での資料はこちら⇒https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/pdf/20190530114555_1.pdf

 

 区内の障害児者やご家族からも期待の大きい施設。ぜひ利用者やご家族の期待に応える施設になってほしいですね。