世界一美しいヌード・ダンス・ショウ | 安倍寧オフィシャルブログ「好奇心をポケットに入れて」Powered by Ameba

世界一美しいヌード・ダンス・ショウ

 世界でもっとも美しいヌード・ダンス・ショウを見たいと思ったら、迷わずパリの「クレイジーホース」へ直行するのがいい。

 そんなこといったってパリは遠過ぎるよとぶつぶつのたまう向きは、近く公開されるドキュメンタリー映画『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』(監督フレデリック・ワイズマン)を見ていただきたい。

 クレイジーホースは、美女の裸体が売りものであっても猥雑なストリップショーではない。徹底的に女体美を追求する一種のアートといったほうがいいだろう。

 とくにその手段としての照明技術の見事なこと。時には影絵の技術がフルに活用される。

 お蔭で私たちは、静止する女体も動く女体もともになんと美しいものか、再認識することになる。

 このドキュメンタリー映画がすばらしいのは、クレイジーホースの舞台だけでなく楽屋裏まですべてを映像に収めているところにある。オーディション、リハーサル、楽屋風景に至るまで全部である。

 Tバックひとつの美女が自慢のボディラインを惜し気もなく見せるオーディションが見ものである。

 完璧を期する演出家フィリップ・ドゥクフレと経営陣の対立まで映し出される。ワイズマン監督が信用されたからか、店側の度量が大きいからか。あらゆる光景が美女の全裸並みに大っぴらにされてしまうとは!

 クレイジーホースは座席300。乱舞する美女たちは“アマゾン軍団の女兵士”と呼ばれる。店ではシャンパン片手の見物となるが、東京の映画館ではそうはいきませんよね。



写真に説明は要りませんよね。
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『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』
6月30日(土)より、Bunkamuraル・シネマほか順次公開
http://www.crazyhorse-movie.jp

監督:フレデリック・ワイズマン(『パリ・オペラ座のすべて』)   
原題:CRAZY HORSE
出演:フィリップ・ドゥクフレ、クレイジーホースダンサーたち 他
2011/フランス・アメリカ/35mm/カラー/ビスタサイズ/SRD/134分
配給:ショウゲート
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