旅行業界のベテラン大塚俊彦さんの処女出版記念パーティで、久しぶりに浜美枝さんと再会したことは、昨日すでに書いた通り。
 ところで、その大塚さんとはどんな人物?そして初めての著書『観國之光』(メトロポリタンプレス)とはどんな内容なのか。
 大塚さんは長らく全日空系の会社で腕を揮い、定年後は自前の会社を立ち上げて活躍するトラベル企画・営業マンである。音楽、スポーツを問わず世界のどこかに一大イベントがあれば、たちまち一大ツアーをオーガナイズしてしまう。
 1983年秋、劇団四季による『キャッツ』日本初演の際は、フジサンケイグループと組み、2泊4日、ジャンボ機一機をチャーターし、総勢400名のブロードウェイ観劇ツアーを実現させた。
 大塚さんの手掛けたツアーはW杯観戦、團十郎パリ公演同行など数知れず。本にはその裏話がいっぱい書かれている。
 肝心の本の題名『観國之光』は、中国の古典「易経」にある「国の光(優れたもの)を、観せることは王の賓客をもてなすのによい手段である」という文章に基づいていると聞いた。
 日本語の観光という二文字も、出典はこの易経の文章なんですってね。
 この本を読めば、あなたも旅のエキスパートになれる―。


             
              表紙からとても目立ちます

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