パリ・日本画

芸大の同期で友人の宜青（いーちん）は、パリで唯一「日本画講座」を開いています。
　パリというか・・・ヨーロッパで恐らく宜青だけが日本画講座を持っています。
　やはりコンテンポラリー主流のパリのアートシーンの中で日本画はカテゴリー不明の古風な具象画にしか映らないらしく（というかそもそも知名度がほぼ皆無）、少しづつでも「日本画」を理解してもらうべく美術館で講演活動や講座を持ち、フランス語で教本を執筆し、草の根活動で日本画を博めるべく一人奮闘しています。
　昨年閑静な住宅街に素敵なアトリエを構え、そこで行われている講座に参加してきました。　まだ開設して１年と数ヶ月ですが、着実に生徒さんは増え続けている模様。
　
　それにしても・・・パリジェンヌ達が息を止めて箔貼りしていたり銀箔を焼いている様は。。。なんだか不思議に嬉しい光景でした。
　「日本画ブーム」、ジワジワ来るかも。・・・というより、遠く離れた異国で友人が頑張っている事、本当に頼もしく、嬉しい事です。彼女を誇りに思います。