高野山の名宝
芸術の秋。嵐の前という事で昨日サントリー美術館「高野山の名宝」展に行ってきました。
高野山が平成27年(2015)に開創1200年の節目を迎えることを記念して、高野山に伝わる至宝の数々を展示しています。開創の空海ゆかりの宝物から、請来品、曼荼羅、仏画など・・・普段は山上にある密教美術が一堂に展示されています。
まず弘法大師・空海の美しい「座像」。穏やかな丸顔でとにかく品のいい・・・肖像画もそのまんまだし・・・きっとこんな安らかで
まろやかなお方やったのでしょう。
「聾瞽指帰(ろうこしいき)」これは書巻です。24歳で空海はこれを
記して仏道修行に身を投じたとの事。意味はよくわかりませんが、気迫を案じます。流石弘法の筆。みずみずしく凛々しい太眉毛のような。。。しかし一文字一文字がどうのっていうよりも、絵画的な・・・絶妙なバランスなんです。
快慶作「執金剛立像」第2室の一番大きい大日如来の右となりです。杖をついて脚を高く振り上げ、躍動感はさることながら、手や足先のもの凄いリアル感とお顔や胴体の上品なデフォルメが天才の余裕を感じます。
快慶作「孔雀明王座像」こちらは孔雀の荘厳にまず目が奪われますが、孔雀明王が硬派で静かに凛々しく美しいです。コントラストの美。右下から眺め上げるとホレボレました。
運慶の「八代童子像」とても瑞々しくて一体一体に個性が際立ち生命感が漲っています。「こんな子いるなー・・・」と罰当たりにも呟いてしまいました。しかしやはり仏像。とても上品で神々しい美しさ。8体勢揃いだからこそ壮観です。
と、
幾つかをご紹介しました。しかしどれもこれも国宝や重文。展覧会自体の完成度の高さ、素晴らしいと思います。12月7日まで。大阪のあべのハルカスにも来年の1月に巡回とのこと。
運慶や快慶の作品も幾つも展示されていますが、天才は何一つ外さないんだと再認識。どの像を拝観しても「アレ?」というのは皆無。全てが「流石・・・!」となります。すごいなあ。
日本にも素晴らしい天才お宝が。
高野山が平成27年(2015)に開創1200年の節目を迎えることを記念して、高野山に伝わる至宝の数々を展示しています。開創の空海ゆかりの宝物から、請来品、曼荼羅、仏画など・・・普段は山上にある密教美術が一堂に展示されています。
まず弘法大師・空海の美しい「座像」。穏やかな丸顔でとにかく品のいい・・・肖像画もそのまんまだし・・・きっとこんな安らかで
まろやかなお方やったのでしょう。
「聾瞽指帰(ろうこしいき)」これは書巻です。24歳で空海はこれを
記して仏道修行に身を投じたとの事。意味はよくわかりませんが、気迫を案じます。流石弘法の筆。みずみずしく凛々しい太眉毛のような。。。しかし一文字一文字がどうのっていうよりも、絵画的な・・・絶妙なバランスなんです。
快慶作「執金剛立像」第2室の一番大きい大日如来の右となりです。杖をついて脚を高く振り上げ、躍動感はさることながら、手や足先のもの凄いリアル感とお顔や胴体の上品なデフォルメが天才の余裕を感じます。
快慶作「孔雀明王座像」こちらは孔雀の荘厳にまず目が奪われますが、孔雀明王が硬派で静かに凛々しく美しいです。コントラストの美。右下から眺め上げるとホレボレました。
運慶の「八代童子像」とても瑞々しくて一体一体に個性が際立ち生命感が漲っています。「こんな子いるなー・・・」と罰当たりにも呟いてしまいました。しかしやはり仏像。とても上品で神々しい美しさ。8体勢揃いだからこそ壮観です。
と、
幾つかをご紹介しました。しかしどれもこれも国宝や重文。展覧会自体の完成度の高さ、素晴らしいと思います。12月7日まで。大阪のあべのハルカスにも来年の1月に巡回とのこと。
運慶や快慶の作品も幾つも展示されていますが、天才は何一つ外さないんだと再認識。どの像を拝観しても「アレ?」というのは皆無。全てが「流石・・・!」となります。すごいなあ。
日本にも素晴らしい天才お宝が。