『白木槿』(推薦図書-108) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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「千藤三千造遺稿」、随筆俳句集である。大正9年、東大工学部火薬学科卒。昭和20年3月、教授として「今度の戦争では原爆の・・・・」と講義する。火薬学科の学生であった浅田栄一は「このたびの戦争は」と千藤三千造教授が語ったことで、戦争が近く終わることを感じたそうである。

千藤三千造帝大教授の昭和20年3月時点の肩書は、平塚第二火薬廠研究部長に海軍技術少将であった。東濃出身である。

 

あじさいに病葉目立つ旱つぎ

 

愛弟子の浅田栄一工博を唄った句はないか、と探したがなかった。