土田定次郎『朝鮮鑛床論』(朝鮮研究-181) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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霞ヶ關書房、昭和19年刊。

瀋陽でイタイイタイ病が発生している原因を、この書籍に目を通していた事で理解できた。北朝鮮から支那へ輸出されている閃亜鉛鉱は国連の経済制裁に含まれていない。その閃亜鉛鉱にカドミが含まれていることが記載されていたからだ。

この書籍を書庫から引き出したのは、「咸鏡北道再開発」について工作員と論じる為である。工作員は北朝鮮の鉱山事情に詳しい。だから話が弾む。近々の定期的会談はトランプ登場を確信しての再開発論議となる。

NK会を主宰していた玉城素師は資本主義は鉱山開発に支えられると説いていた。