竹内知事の笑み(つくば市政展望-350) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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87年8月1日夜の「筑波研究学園都市六町村の合併問題を考えるシンポジウム」に人が集まっていない、との報告に竹内知事は思わず笑みを浮かべた。俺の狙いは正しかった、あの時に高野水道工事に横田美農夫助役を攻撃する怪文書を出させたのは正解であった、という内心の呟きが背景にある。

あの怪文書一発で沼尻民平町長は横田美農夫助役を後継指名しなかった。なんと合併に前向きな野村文雄候補を指名した。そのせいで横田美農夫助役の支持票が割れてしまっただろう。谷田部町長選挙で横田美農夫助役の当選こそ最悪の事態であった。あのピンクは食わせ物だ。祖父横田蔵之亟、父栄一の家系の持つ重みはこの際潰して置かないと合併問題の壁になるとの判断は正しかった。町長選挙で三位、最下位に落とした。横田美農夫助役の上に野村文雄候補を置いた効果がノバホールの集まりに現れている。野村文雄を代表とする「みんなの町をつくる会」が合併問題に乗ってきた意義は、合併に反対する谷田部町民の数は少数派に落ちたという事であった。

そして8月1日の集会を主催したことで、学研労協も合併に乗ってきたのだ。

今にして合併反対は沼尻民平町長と横田美農夫助役が中核だとの分析は正しかった。竹内知事は正しかった、正しかったを繰り返し、笑みが顔から消えることは無かった。

あとは木村操新町長に食わせた毒饅頭の効果を待つだけとなる。