『満鐵コンツェルン讀本』(満洲研究-47) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

安部南牛 | 朝鮮文化資料室

安部南牛が、朝鮮関係の本の書評を中心に掲載していくブログです。

松岡總裁の「満洲國開發と積極的鐵道政策」は、現今の支那大陸に於ける共産党政権の高速鉄道建設を理解させる。いわゆる「新中国」は、幾つかの五ヵ年計画を実施しているが、毛沢東の大躍進政策以外は、この『満鐵コンツェルン讀本』一冊で読み取ることが可能である。政策の基本が対米認識にあるから、松岡洋右の米国認識に何処か歪みがあったのではないか?

赤色支那の工業政策は、この一冊で理解できるが、余りにも対米戦争準備の計画が読み取れる。そして、文化大革命の失敗後の赤色政権がすがったのもこの本から読み取れる。今の支那大陸を闇から動かしているのは「満鐵」であり、松岡洋右なのだ。

習近平の背後霊は松岡洋右だと、安倍晋三は気付いていたから、夏の奈良西大寺の事件が発生したと推察し、山上徹也を動かした背景に戦慄する。行き着く先は櫻井よしこ女史のアホさ加減だ。安倍晋三元首相を動かしていたのも松岡洋右の背後霊なのだ。勉強すべきですぞ。