中田慶雄『凍土の青春』(満洲研究-43) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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江沢民が権力の階段を昇って行く、強力な手助けを行った人物である。その葬儀には江沢民からの弔電が披露されていた。江沢民は機械工業に強かった。さすが哈爾濱工科大学卒と認識させてくれた。江沢民の尊父が哈爾濱特務機関の一員だったと噂されているが、中田慶雄は満蒙開拓団というか、青年義勇軍の一員だった。ソ連軍の捕虜に成るが、身長が低かったためはじかれる。シベリア抑留はされなかったのだが、北満から延吉に流れ着き、そこで江沢民と出会い、一緒に上海へ移ったそうである。ここの部分は本人からの聞き書きだ。

中田慶雄さんの著作は他にもあるので順次紹介する。新中国への技術移転の話になる。そこの叙述を大半の赤色支那の研究者は叙述していない。