常陽銀行(龍ヶ崎風情-354) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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佐貫駅前支店、北竜台支店と利用できる支店が二つもあった。それが気が付けばニュータウンの住民が活用できる常陽銀行はなくなっていた。

常陽銀行はオールドタウンにあるから、などと大きく構えている。少なくとも、ニュータウンに一店くらいは置くべきでは無かったろうか。

老人は不便だ。常陽銀行にはタクシーで行くしかない。市内のバス路線は複雑回路だ。それに関鉄は本数を減らした。

ポツンと一軒家という番組を見ているが、小学校4キロに視聴者は驚いている。南牛の孫など、6キロもある。龍ケ崎ニュータウンは舌状台地にあり、兎に角、タイラだ。あるけどあるけど遠い。病院からの帰り、バスで逆方向へ行き、そこから引き返すに歩きに歩いた。常陽銀行まで歩くしかないのか。

道路脇にはハコベ、ヒメ踊り草、ハナニラ、そして菜の花だ。ニュータウンと新しい街みたいだが南牛の育った田舎、福岡県の西蔵と言われた地域そのものだ。常陽銀行に見放された龍ケ崎ニュータウンだ。本屋も無い。喫茶店も無い、とは言えないが。