一将功なりて万骨枯る(つくば市政展望-260) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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年を明けて慌てて筑波町はつくば市発足の後追いをする。恐らく、谷田部町の沼尻民平町長の裁判の経過観察から、あれは単なる贈収賄事件ではない。谷田部町内の利権の争いでは無い。幼児から秀才の誉れ高く、頭の切れる井坂敦美町長は判断した、と見られている。つくば市発足は沼尻民平という人柱の上に築かれた。「つくば」と、竹内藤男県知事の命名で「つくば市」が発足して、「筑波町」で頑張っていると牢獄が待っている。国家に叛逆する怖さを歴史学者として井坂敦美町長は熟知していた。俺は高校卒の沼尻民平町長と違い、大学を出ている。先が読める、のだ。あくまでも合併反対を貫いて何の徳があろう。

井坂敦美町長は一将として、町村合併反対から合併賛成に舵取りする。反対は共産党町議一人であった。

筑波町がなくなると行政の舵取りがつくばエクスプレス線中心へ傾注され、編入された筑波町域は辺地化される。中学校二校、小学校は七校も廃止される。

合併とはそういうモノか、と旧筑波町民は愕然とする。

戦いであったのだ。竹内藤男県知事の戦いであったのだ。万骨枯れるのは必然であろうか?