在日朝鮮人論 | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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安部南牛が、朝鮮関係の本の書評を中心に掲載していくブログです。

佐藤勝巳と手を取り合って幾つもの共著を出して、後に決裂した梶村秀樹の著作集の6巻である。梶村秀樹は50代で死去した。佐藤勝巳が大化けする前に彼岸を渡ったことは幸いとすべきか?

そして、この解説が見当違いだ。酷い不勉強だ。いちいち指摘するまでも無い。

何しろ、梶村秀樹自身が「鮮」は「賎」に通じるから朝鮮を略称で鮮で表示するのは差別である、と規定した、物凄い「学者」であった。

北鮮は北朝鮮の略称でなく、咸鏡南北道を総称する言葉だと南牛が気付くのは90年代になってからで、今は多くの日本人に「知的損害」を与えた学者だと梶村秀樹を思い出すだけだ。