昨日の出来事なんですが
渋谷駅から ５分程歩いたあたりで
歩道にある赤いものが 目に留まりました
赤い落ち葉ではありません
厚みはせいぜい1ｃｍの長方形
道ゆく人々は 何にも気にならないらしく
踏みそうになる人もいなければ
立ち止まる人もいませんでした
わたしには 赤いケースのスマホでは？
と思われたのですが
だ だ 誰も ひろってあげないの～～？
立ち止まり ちょっと考えた
私が落としたとしたら‥・・・
今頃は気が付いて泣きそうになっているはず
よーし と思って拾いました
思ったとおり スマホでした
誰かの生活が詰まった小さな平たい箱
誰かの思考が記録されている掌に乗ったもの
それはとっても重たく感じました
持つことが少し不安になりました
振り返ったら
持ち主さんが手を振って
私ので～すって言って走ってくる
振り返ってみました
忙しそうに歩いている人だけでした
スマートフォンやいろいろなデバイス
この一台がない生活は想像できなくなってますよね
落としたことはなくても
壊れて一時使えない不自由さ
経験のある方多いのでは？
さて交番はどこなんだろ
とにかくどこかに落ち着いて
交番どこか チェックしなくっちゃ
渋谷警察署が一番近いことがわかり
早く届けてこの重たすぎるものを
手放そう
今も誰かが 困って心を痛めているはず
早く とにかく早くいかなければ・・・・！
突然 電話の呼び出し音が鳴りました
きっと 持ち主さんだ
お互い渋谷駅に近いところにいることがわかり
赤い花柄の小さな箱は
無事に 持ち主さんに戻ったのでした
拾い物からおよそ1時間
他人の秘密の詰まった小箱を手にしていることは
ストレスフルだったんですね
ほっとして見上げた空 解放感
持ち主さんに渡すことができた 安堵感
いつもより 高く 広く 感じた 空でした
(;^_^A な おまけのお話をいずれまた
私はガラケーなんです (ﾉ´▽｀)ﾉ