次のページはTCHについての、ていねいで詳しい解説です。 活字が小さいですが、ブラウザのリーダー表示などで大きくして読むとよいでしょう。

 

 

軽く歯を接触させているだけで歯には相当力が加わっています。これをTCHといいます。TCH(Tooth Contact Habit =上下の歯を接触させている癖)

 

ストレス増し精神が緊張したとき、人は歯を上下の歯を接触させます。これは96%以上の人がやっていることで、ごく普通のことです。ただその時間が長かったり、歯を接触させる力が強いと色々な障害が出てきます。ストレスというとおおげさですが、例えばお料理をしているときには、熱いもので火傷しないように包丁で手を切らないように注意します。道を歩くときでも、人にぶつからないように緊張します。つまり日常生活はストレスに満ちているといえます。知覚過敏などはっきりした症状として現れるのは、引越しや仕事が変わったとか新しい上司にかわったとか、いまあるストレスにさらにストレスが加わったときです。

 

ほとんどのケースで患者様にTCHの自覚はありません。上記のようなはっきりした症状があるにもかかわらず「私は絶対にそんなことはやっていない」といわれることもあります。無意識でやっていることを止めるのは非常に困難なことです。

 

まず患者様に噛み締めを気付いていただきます。そしてそれを1日10分でも良いので止めるように努力してもらいます。気付くようになったら徐々にその時間を長くしてもらいます。
寝ている間も自己暗示によってなおすように努力してもらいます。

 

本来、人間の上下の歯が接触するのは、物を噛むときと飲み込むときだけだということを覚えておいてください。
③ かみしめや歯ぎしりの習慣をやめるもっとも効果的な方法は、唇を閉じて歯を離すことを覚えることです。
「唇を閉じて、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」ことを意識して努力してください。このことを1日に何度も練習してください。

ほかにもたくさんアドバイスがあります。