「わけもなく傷つけてごめん」
「本当は分かってる・・だけど・・」
臆病な言い訳はいつも
壊れかけのラジオに似ている
夕暮れ時は駆け足で
うつむく背中 消してゆく
あなたのことが好きだった
それは確かにそうだけど
初めて飲んだブラックは
苦いあなたの味がした
吐息の先にあったのは
咲けないままのスミレ草
さり気ない優しさが好きで
幸せな微笑が苦手
雨に咲く紫陽花の色は
悲しいだけの恋に似ている
「ひとりがいい」と呟いて
無理にそっぽを向いたけど
淋しい月が窓越しに
そっと光をくれた夜
ほのかに冷めたミルクティ
お砂糖多めに入れましょう
銀のスプーンで混ぜたなら
あなたの夢が見られそう
過ぎゆく時に手を振れば
眩しい季節に逢えるかな?
何も言わずに見つめてる
咲けないままのスミレ草
咲けないままのスミレ草
