那須温泉、山楽に宿泊



R3年8月、コロナ下だが、行って来ました、那須温泉、山楽。



ダイワグループからプレミアホテルグループに10年前頃に売却された山楽。



鬼怒川温泉の山楽も有名だが、那須温泉の山楽も大正12年創業の老舗高級旅館。


まあ、那須の強羅花壇的な位置付けだろう。


敷地は3700坪、700メートル下に行くと那須御用邸。


昭和天皇も皇太子の頃に山楽を訪れ、那須に御用邸を作るきっかけになったらしい。


旅館は奥那須にひっそりと佇む。


入り口は楓などの木々がトンネルを織りなし、歩道脇には小川が流れる。





入り口から入ると、フロント、奥に売店。


その奥にロビー、ラウンジ。


全てが上質で、気品溢れている。




ロビーラウンジからのお庭が素晴らしい。


2時だったが部屋に通される。


基本、高級旅館になればなる程、ほかの客と会わない。私は4回大浴場風呂に入ったが、3回は貸し切りであった。



部屋は114号室。客室露天風呂付き和洋室。


部屋は35平米程だろうか?


坪庭付きの1階の部屋。


部屋の露天風呂からの眺望も、居間からの眺望も素晴らしい。


源泉掛け流しで、加温加水なし、メタケイ酸が豊富な美人の湯。


源泉は那須御用邸の横にあり、泉質はほぼ同じとの事。






素晴らしいお湯!


中居さんが、抹茶と和菓子を。

なんと、漬け物もあるでは!


素晴らしいサービス。


で、大浴場へ。


朝5時に男女入れ替え。


露天風呂は大露天風呂と、入れ替えの小露天風呂。


内風呂は片方が少し小さい位の差。



大露天風呂



小露天風呂



大浴場。




お庭が、庭園が、眺望が全て完成している!


花鳥風月である。


こんな完成度は見たことない。


露天風呂脇の苔や、完成された日本庭園は、歴史のある旅館である証であり、ほぼ1世紀に渡り何代もの庭師によって大切に育てられ、手入れされて来た財産であり、どんなに金をかけて新鋭の温泉旅館を作ろうとも、敵う事は有り得ない。


ラウンジは7時から23時までコーヒ、紅茶を無料で提供。


夕方4時から6時の間は赤白ワイン、地酒を無料で提供。


たらふく飲んで、部屋露天風呂へ。



夕飯も部屋出しで素晴らしい。








私にはチョイ足りないので、夜食の蕎麦屋へ。


蕎麦屋は夜9時から11時まで営業。




美味しゅうございました。


で、大浴場に行き、就寝。


雨戸を閉めると、遮光はバッチリ。


真っ暗で良く眠れた。


朝も部屋出し。




で、11時にチェックアウト。


素晴らしい旅館であった。


そろそろ改装が必要かとは思うが、文化財的な要素を持った旅館を買収した以上は、後世に財産を引き継ぐ意味でも、経営的視点だけでなく、社会的責任も考えてしっかりとお願いしたい。


秋に紅葉風呂に入りに必ず来ようと心に誓いながら、旅館を後にした。