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たれちゃんの鈴

アバター画像のたれちゃんは家に来てすぐの頃(生後3ヶ月くらい)、もうすぐ一歳になる男の子です。

たれちゃんは鈴のついた首輪をしています。
特別、首輪の必要もないのですが、その鈴はたまにしか鳴りません・・・。


「たれ」との出会いは去年の9月頃、家の裏の小さな畑にひょっこりいました。
また近所の野良猫が来てる!と思って(追っ払わないとうちの猫と喧嘩になるので)大声で怒鳴りつけると
アロエの株の中に頭を突っ込んで動かなくなりました。
よく見るとまだ子猫で、耳の折れ曲がっている見たことのない猫。
そのままうちで引き取ることにしました。

あとでその垂れ耳はスコティッシュフォールドの特徴と分かり(血統書もないので断定できてませんが)
手足の先は、怪我して腫れ上がったみたいにモコモコしていてそれも特徴のひとつだそうです。

もともとイギリス(?)の一匹の欠陥遺伝子(奇形)の猫で始まった「スコ」は、毛並みは多種多様で
耳の垂れていないのもいますが、ただ、たれ耳同士の掛け合わせは身体の末端に奇形が出るので厳禁とされているそうです。
とくにその手足先の軟骨に異常が出やすくて、ほんの少しの高いところから降りるのにも激痛が走り、
一生歩くのに不自由するのだそうです。
素性不明の「たれ」もそれが不安で、獣医さんに診てもらったところ問題なし、と言われ安心しました。


たれちゃんはおっとりしています。
うちに来たばかりの頃は(4匹の中で一番の新入りです)他の猫たちに当然のように威嚇されたり、ひっぱたかれたりしてました。
でも「たれ」は決して怒ったり、やり返したりしませんでした。
かといって逃げていくのでもなく、怒られたりかじられたりしても、じ~っとその怒った猫のそばにいる子でした。
そんな優しい「たれ」をすぐにみんな受け入れて、一緒にゴハンを食べたりくっついて眠るようになりました。

おっとりたれちゃんは、他の猫たちと遊ぶ時もおっとりです。
「たれ」が面白いおもちゃを見つけて遊んでいると、
あっという間に怪獣姉妹(記事はのちほど^^)のチャトラとメイに横取りされます。

二人が夢中になって遊んでいるのをうらやましそうに見てるだけ。
そして二人がおもちゃに飽きて放りだすと、また一人で遊び始めます。

怪獣姉妹は毎日四六時中、家中をかけずり回っていますが、「たれ」もたまにそれに加わろうとします。
でもおっとりたれちゃんはその超スピードについていけず、二人のいなくなった場所を後追いしてるだけですが、
それでも楽しいらしく、走る「たれ」の首についた鈴が静かに音を立てます。

鈴の音が聞こえると、それは「たれ」の楽しい時間を知らせる音でもあるのです。



「たれ」と同い年(月)のチャトラ。
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「やんのか、コラ?!」
「テメ、どこ中(ちゅう)だ?!」





のえるの死の辛さを最も癒してくれたのは「たれ」でした。
「たれ」の優しい気持ちは人間の僕にも染みわたって来ました。

ありがとう「たれ」
君は世界一の猫だよ

 
 

桜路

桜の季節は過ぎてしまいましたが、
しばらくの間会えなくなる、大切な人に贈ります。

近所の桜路(さくらみち)です。
ウチの地域ではお花見の習慣が全くないので(漁師町のせい?)

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人里離れた(隣町との境の)この桜をわざわざ見に来る人もなく

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車での通り過ぎざまにしか、人の目には触れていないのでしょう。

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それでもきっと、車中の人の目には焼きついていると思われます。

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ウチの桜です。
まだちっちゃくて、でも大きくなるほど潮風をもろに受けるので
育つかどうか分かりません。

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潮風に負けない、丈夫な子に育ってほしい。

大切な人のご家族も病に負けず、また病と上手に仲良く付き合って
末永くご健康でありますように祈ってます。
 
 


    ~桜の舞う頃~

桜は色づくのに 心は散ってしまった

見えない欠片拾い集めて 想いを空に返す

 
桜の咲き始めに 心は散ってしまった

息づく幹の強さを信じ 新たな芽吹きを待つ



曲は大体出来上がってるけど、歌詞はまだこんだけ。
ホントに失恋したら完成させようかな、
泣きながら・・・ 
 
 
 
 
 
 

のえる の大冒険

「のえる」が逝く二ヶ月くらい前のこと、、、

いつものように運動靴を履かせて外に出してあげた。
幼い頃のトラウマで車を怖がるので道路に出たりせず、
大抵、家の裏の小さな畑の隅で一日中ひなたぼっこをして過ごしていた。

その日もそろそろお腹を空かしてるだろうと迎えに行くと、
いつもの場所にいない。
身長以上の高さには登れないので、探すのはアロエの茂みの中や
フタのない渇いた狭いドブ(側溝)、植木鉢の隙間とか限られている。
でも見つからない。
いくら探しても見つからない。

以前隣の家との境のブロック塀の切れ間から隣の敷地に入ってしまったことがあったので、
厳重に板でふさぎ、そこから行くのは不可能。
(あと家々をつないでいるさっきのドブも鉄網で仕切ってある)

家族総出で大捜索のはじまり。
勇気をふりしぼって道路に出てしまったとしか考えられない。
向かいの家の畑や野良猫の集まる場所、1時間以上探していると
お袋の「いた!」の声。

なんと二軒隣の家の裏のドブの中から「のえる」が返事をする、とのこと。
その家はドブの上に山のようにトタンやら廃材やらを乗せていて
懐中電灯で照らすと光る目が二つ。
ドブの天井を懸命に半分位どかして、ガバっと空けると、いない?
それ以上先の家には細くて行けなくなっている。

どうやら頭の上が大騒ぎになったので、
作業中の隙を見つけ猛ダッシュで、とっくの昔に脱出していたらしい。
ウチの仕切り網の前で見つけると、ゴロンゴロンして甘えた声を出していた。

ドブづたいに隣へ行くのは不可能なので、
やはり車の切れ間を見て歩道から大急ぎで隣の家の庭に滑り込み、
隣の家の犬の前を素通りして(自分んちの犬も平気でひっぱたく位なので)、
初めての場所の探検を満喫していたのだろう。
ただ帰る時になって隣の家の人が庭仕事を始めてしまい、
(犬は平気でも人は異常に怖がるので)
やむなく更に奥地に進んでしまった、というのが顛末(てんまつ)と考えている。

真っ白な体のそこら中が土や埃で汚れているのに、
それを自慢げにしてるみたいだった。


これが「のえる」の最後の大冒険になった。


きっとこれからも、そんな冒険はいくらでもできただろう。
それをさせないようにこっちは必死になって、
心配して、探して、喜んで・・・

そんなこと全てが幸せと気づく余裕もなく
毎日を過ごしていったんだろう。

 
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のえると10日で夭折したウサコ
 

今でもウサコたちと大冒険してるのかい?
のえる、のえる、のえる・・・