こんにちは、台湾在住のエンジニアパパです。
今回は妻と一緒に、**南台湾・高雄市梓官区にある「蚵仔寮(オアツァリャオ)魚市場」**を訪れた体験をシェアしたいと思います。
この蚵仔寮漁港は、かつては牡蠣の養殖や漁業を生業としていた小さな漁村でしたが、
近年では地元の若者や行政の取り組みによって、観光型の魚市場として生まれ変わりました。
新鮮な「朝獲れ」海産物が並び、台湾の十大魅力漁港にも選ばれるほどの人気スポットです。
さらに、ここはアジアで東京築地市場に次いで2番目にHACCP食品安全認証を取得した魚市場でもあり、
台湾初のこの認定を持つ港としても知られています。
午後2時、市場の熱気と香りに包まれて
午後2時ごろ、妻と車で蚵仔寮市場に到着。
遠くからでも人だかりが見えるほどにぎやかで、港の潮風に混ざって、魚介の香ばしい香りが漂ってきました。
市場の中には、新鮮な魚・エビ・貝類がずらりと並び、時には見たこともないような珍しい種類も。
見ているだけでも楽しく、まさに五感で楽しむ市場といった雰囲気です。
焼き牡蠣と“ビール風味”のウニ
まず目に入ったのは、炭火で焼かれている蚵仔(牡蠣)。
その場で焼き立てを食べられるスタイルで、ぷっくりとした牡蠣の身は潮のうまみたっぷり、ジューシーで最高でした。
次に気になったのは、大量の活ウニを扱っているお店。
店主がその場でウニを割り、なんと台湾ビールで軽く洗ってから提供してくれました。
スプーンですくってそのまま食べると、ウニの濃厚な甘さの中にビールの香りがほんのり感じられ、初めての体験にびっくり!
珍しい「角エビ」との出会い
最後に購入したのは、「角蝦(ジアオシャー)」という珍しい種類のエビ。
外見は橙赤色の殻に覆われていて、なんと青く輝く卵をかかえた姿はまるでブルーパールのように幻想的。
殻はとても硬くてトゲトゲしており、「角」のような形状が特徴です。
お店の方いわく、「これはとても新鮮だから、生でも、蒸しても、炒めても、どの調理法でもおいしいよ!」とのこと。
その自信たっぷりの言葉に、ますます期待が高まりました。
台湾にはさまざまなローカルな魅力がありますが、
蚵仔寮のような漁港市場では「暮らしの中の食文化」に直接ふれることができる貴重な体験ができます。
観光地としてだけでなく、地元の人たちの活気や工夫を感じることができるスポットとして、
日本からの旅行者にもぜひおすすめしたい場所です!

