午前、テリーと一緒にグループホーム(GH)ケース会議に出席した。ピッツ郡の事業所で、6つのGHを運営している。そのうちの1つが自閉症者のみ5人が居住しており、他のGHにも2,3人入居しているそうだ。グリーンビルセンターでは、成人のプログラムはアンが担当していたが、ジャック(シャーロッテセンターの所長)と結婚し移動してしまったので、ここ何年かグリーンビルセンターは成人プログラムからは離れてしまっているそうだ。この事業所も昔はTEACCHの哲学を受け入れられず、特にインディペンデントの考えはなかったようで、ただケアをすれば良いと言う考えだったようだ。現在もどのくらいその方法が浸透しているかはわからないらしい。そして、このような会議には通常ジョンが出席している。
会議は、デイケアプログラムの場所で行われた。空き店舗を改装し、オープンフロアーに何人もの利用者がいて整然と作業をしていた。最初に、GHの総責任者であるジニーの所に行き挨拶をした。それから、デイケアプログラムの責任者に挨拶した。挨拶をしている間、利用者の一人である自閉症の青年が挨拶にやってきた。会議室に行くと次々に人が集まってきた。今日のケースはアラン・ノーランと言う人だった。会議に集まったのは先の2人に加えて、アレンの母親、アレン、GHケアスタッフ男女2名、デイプログラムスタッフ、ソーシャルスキル担当ソーシャルワーカー、アレンのGHのプログラム担当者、保健師(管理栄養士でもある。ここ以外にもあちこち回っている)、ケース担当者のMr.ノエルだった。
最初に、Mr.ノエルがこれまでの経過について話した。数年前から、行動問題(攻撃行動や不適切な会話。テリーによると彼はホラーやバイオレンス映画が好きで、良くそれに関連した攻撃的な会話をしていたと言う)について介入を始めた。心理の立場からは、ジョンが行動管理のプログラムを提供した。それは、チェックリストを作り一週間のうち、不適切行動が見られなかったら、好きな活動を選択して実行できるというものだった。また、精神科医からは、薬が処方された。結果、2年前から攻撃行動は見られなくなり、薬の量も減らしていった。時々、不適切な会話が見られるのみである。心的状態も良く、体重は標準をキープしている。過去に行ったテストは、TEACCHセンターで知能検査等が行われ、自閉症とMRの診断を受けている。次に、保健師が欠席している精神科医の代わりに状態を説明した。次にソーシャルワーカーが社会性について報告し、「ありがとう」や「こんにちは」など社会的で親密なよい挨拶スキルができていると報告した。ソーシャルスキルグループにも参加しており、役割交代のゲーム、手紙を書く、料理などをしている。地域の行事などにも参加し、クリスマスパーティーではとても良い理解を示した。
次にGHケアスタッフとデイプログラムスタッフが、それぞれ様々なチェックリスト項目に渡って、スキルの達成度について話をした。項目は、セルフケアスキル、家事スキル、地域生活スキル、職業スキル、レジャー活動、自己服薬スキルなどで、それぞれ発達していた。デイケアプログラムでは、構造化された指導でワークシステムを行い、歯科衛生についてもチェックを受けていた。帰りに、自閉症GH担当のスタッフに会い、また訪問させてもらえるように頼んだ。帰りの車中で、最近、TEACCHが関心を示しているクリーンスパンプログラムについて尋ねると、フロアータイムを考えたグループのプログラムだと言う。どうやらエリック・ショプラー博士が導入に積極的であるそうだ。テリーは構造化があいまいなので好きでないと言っていたが。
センターに帰ると、秘書の会議をしていた。州内の9つのセンターの秘書が一同に集まり会議をするのだ。NC大学のあるチャペルヒルでも車で4時間、山間部のアッシュビルだと7,8時間もかかる。自分とクリスタルはそのための準備を頼まれていたが、GH会議に出席している間にクリスタルが全部やっていたので自分の出番はなかった。昼食はテリーとクリスタルと一緒に食べた。