サイゴンが始まっちゃうまえに、書きそびれてた感想をアップしようシリーズその3。
ゲキ×シネやってると、ついつい観にいっちゃいます。そして、観にいくたび、はやり魅入られて帰ってきます。中川くんの歌声はまさに奇跡。この歌声を見出した、いのうえさん素晴らしいです!!
今回で3回目。物語のあらすじは頭に入っているので、今回はただ無心に、目の前のスクリーンで繰り広げられる物語を出来る限りそのまま享受できるようにと見てました。もしかしたら、シローに感情のチャンネルを合わせて見るは初めてだったかも。今まではどちらかというと、四郎にほうに感情移入していたから。そしたら、シローの純粋さ、まっすぐさが、胸に深く染みた。特に印象深いのは、「お密さん…?」と心配げな表情をみせるシロー。あの表情、演技だとは、全然思えない。あの舞台の上で(私が観たのはスクリーンだけど)、確かにシローは生きていたんだなぁ。
再演してほしいけれど、たとえ再演があるとしても、もう2度と同じ物語にはならないんだろうな。成長してしまったあっきーに、あのときの体当たりのまっすぐさ、純粋さを生きることはできるとは思えない。それに、未完成の作品だったからこそ、それを役者たちのエネルギーで補って、なんともいえない、不思議な魅力とパワーになったのだと思うから。「舞台は消えるからこそいい」って言っていたのは、芳雄くんだけど、2度はないからこその魅力だと思う。だけど、消えるはずの舞台を、こうして映像として残して、変わらぬ感動をくれることに感謝・感謝。