明日は、義母の妹の葬儀出席のため山形に行くので、

済みませんが練習には参加できません。

自主練習として頂きます。

 

何を習得するのか”ハッキリ”させておかないと、

無駄な時間の積み重ねに成ってしまいますよ。

 

一緒に練習していて感じている事をまとめておきます。

 

シングルスに関しては、

1)時間の調整が出来ていないこと。

①ピンチの時に時間が作れない

②チャンスの時に時間を削れない

 

2)打ち終わりの立ち上がりが遅い

次のシャトルに対しての準備よりも、今打つシャトルの

威力を上げる事に意識が集中しているように感じます。

 

3)崩すショットのバリエーション不足

ラストショットの精度を上げる事を頑張っているようですが、

相手を崩してこそのラストショットです。ジュニア上がりの

選手に、崩しもしないで打ちこんで行っても逆にこちらの

取り難いところを突かれてしまいますよ。

 

まだ、細かな所は有りますが、あまりたくさん書いても

混乱するだけだと思いますので、ポイントを絞って練習

して下さい。

 

最後に、配球に関してのポイントを書いておきます。

シングルスはインサイドを全て自分で打たなくてはなら

ない事は当たり前の事ですよね。

相手も同じ事です。

シングルスの狙い目、覚えていますか?

”相手のいない所に打つ”

”相手のいなくなる所に打つ”が狙い目です。

 

じゃあ、どんな時に打ち分けるのか。

基本的にですが、

相手のシャトルが速い時は

”相手のいない所に打つ”

相手のシャトルが遅い時には

”相手のいなくなる所に打つ”

大きく分けるとこんな感じで打ち分けます。

あくまでも基本的にです。

ポイントでは逆パターンも使います。

それは試合の流れを感じ取って選手が判断する

バドミントンの楽しいところです。

 

次の練習でどれだけ成長しているのか楽しみにしています。

 

 

 

シングルスの狙い目、まだ続きがあるのですが、

それは次に置いておいて、

さあ、明日はダブルスの試合です。

 

何をしますか?

今から、スマッシュをもっと速くって、無理ですよね。

考え方を変えるだけで対応できるダブルスの有利

な試合展開を考えてみましょう。

 

”速さ”と”早さ”を取り違えない事。

これがポイントです。

この間お話しした通り、ポイントの動き方は

4パターンしかありません。

 

1)自分が攻撃してポイントを奪い取る。

2)自分のミス(配球を含む)でポイントを失う。

3)相手のミスでポイントを頂く。

4)相手の攻撃でポイントを奪われる。

これ以外にポイントは動きません。

ただ、この中で自分が関与できるのは、中学生では

1)と2)だけだと思います。

皆さんは、1)に関しては一所懸命ですよね。

スマッシュを決めて”イェェ~~イ!”って

やっぱりバドミントンのだいご味ですから判りますが、

上がって来たからと言って、しっかり構えをとっている

相手に対して打って行くにはまだ、スマッシュの力は

足りないと感じます。

 

中学生の試合を見ていると、多くのポイントが2)の

理由で動いています。これを放っておいては非常に

もったいないと思うのは、デコポンおじさんだけです

かね?

 

今の皆さんがダブルスをやる時に注意すると確実に

効果が上がる事は、簡単なショットを”早く”打つ事だと

思いますよ。

 

ダブルスは傾きを調整するゲームです。

決める事よりも、ラリーを通して傾きを

注意した方が有利に展開しやすいです。

強打に関しては、「打てる時に打つ」位の感覚で

良いと思いますよ。

 

それでは試合の展開ですが、

試合の日は試合開始の少なくても3時間前には

起きて下さい。

そして、試合前には必ずストレッチを丹念に行って

下さい。基礎打ちの時間を短縮してでもです。

フィジカルパフォーマンスが確実に変わります。

 

さて、ゲームですがダブルスはサーブ周りのシャトル

コントロールが非常に重要です。

最初の2打で、確実に相手のヒットポイントを

白帯の下でシャトルを捉えるように誘導しましょう。

ただ、無理だと思ったらロブで逃げる事も重要です。

ネット前や中途半端な所から相手にアタックされる

事は、ラリーの致命傷になりかねません。

ダブルスでは上げてはいけないと言われがちですが、

一番厄介なのは、上げないようにしたシャトルを

途中から打ちこまれる事です。

こちらがレシーブ体勢を取れていない所に打ち込まれ、

相手に楽に得点させる事に成ってしまいます。

「相手に打ち込まれないのであればシャトルを上げない」

と思っていた方がいいのではないでしょうか。

 

ショートサーブの技量は1日で高まるものでは無いので、

ゲーム序盤にロングサーブをして見て下さい。

相手が対応できないようであれば、ずっとロングで

構いません。相手がポジションを下げれば、ショート

に切り替える位の事は出来ますよね。

 

また、昨日の練習で上げるとスマッシュを打って、

レシーブに対して2打目はドロップと言うパターンが

何度か見られましたが、順番は逆ですよ。

上がった時のファーストレシーブはサイドバイサイド

で構えている状態です。そこにスマッシュを打っても

効果は期待できません。

レシーブは動きながら特に下がりながらのレシーブは

困難なものです。ドロップで前に引きずり出し、下がる

相手にスマッシュを打ちこむ方が決まり易いと思います。

 

また練習の2セット目に左のクロスカットがサイドア

ウトに成ってしまいましたが、あれは”良いショット”

でした。入っていればノータッチで決められていたと

思います。

 

ただ、ラブオールプレイで始まって試合が進むと

記憶の蓄積が始まります。決めたショットを覚え

ているように、決められたショットも覚えられます。

多用すると、狙われる事にもなりますので、”伝家の

宝刀”はここぞと言う時に使いましょうね。

 

それでは、明日頑張ってください。

 

 

 

私達が今、練習を重ねて勝とうとしている相手って、

ジュニアから練習を積み重ねて来た相手ですよね。

宮城県の場合、残念ながらレベルはそれなりに高いです。

県代表に成ると言う事は、全国でも戦う力があるレベルと

考えても良いでしょう。

 

そんな相手とシングルスで対戦する時、何処を狙いますか?

良く、「相手のいない所に打て」と言われることがあると

思いますが、デコポンおじさんの競技経験で考えると、

半分正解で半分間違えているようです。

 

それは次のような理由からです。

フォア奥やバック奥から打ったとすると、相手のいない場所は

フォアやバックのネット前と言う事ですよね。

相手がフォア奥から打ったとします。

そのとき相手はどのように動くのでしょう。

打ち終わってから、コートの中央に戻るように動いています。

あなたが相手のバック前にシャトルを打つと

相手の動きはどうなるのでしょう?

戻って来る動きの延長にあなたのシャトルが来る事に成ります。

 

つまり、あなたの打ったフォア奥のシャトルに対して

相手は1回後ろに下がり、シャトルを打ちながら

後ろへの動きを止めて、動きの方向を前に変えて

スタートします。

その方向にあなたのシャトルが来ると言う事です。

 

スピードの速い種類のショットで有れば、対角に

対応していると無難ではあるのですが、遅いドロップ

やクリーヤーを対角に持って行くのは、相手にとって

動き易い場所となってしまいます。

 

それではどのようにしたらいいのでしょうか?

それは、スタートの回数を増やしてやると言う事です。

後ろで打った場合は、前に動きだすのは前に書いた

通りなのですが、そこでスタート回数を増やす

と言う事は、今打った位置にシャトルを戻してやる

と言う事に成ります。

後ろで打ったのであれば、もう一度後ろに打つと

相手の動きを考えると、打ち終わって前に移動して

くる。また後ろのシャトルを打つためには一度前への

動きを止めて、後ろの動きにスタートをやり直す。

つまり2回のスタートが必要になる訳です。

 

これが有効になるのは、どんな場面か判りますか?

日本リーグのシングルを見ているとよくあるのですが

時間の無い場面でよく使われます。

時間の無い場面。 もう判りますよね。

そう。ヘアピンのヘアピン返しです。

 

ヘアピンをした後、相手が後ろへの動きをしたら、

こちらもヘアピンで返すとすると、短い時間の中で

相手は前への動きを止めてヘアピンの後、後ろに

下がり、更に後ろへの動きを止めて前に動き出さ

なければならない事に成ります。

 

つまり、相手のいない場所ではなく、

「相手のいなくなる場所」を狙うと言う事も

シングルスの場合、有効になることが多いと言う事です。

練習で、試してみないと効果は確認できませんよ。

 

バドミントンでは、やろうとしてやることが必要です。

次の練習ではどんな練習をするのか楽しみにしています。