またまたブログをさぼってご無沙汰してしまいました。僕はとくに変わりないです。
先週末にメインのバンド、Hollywood Lippsのメンバーとミーティングと名の飲み会に行ってきました。去年の春にバンドに戻って3回ほどスタジオに入りましたが、コロナ禍で長く頓挫していました。僕自身は活動再開は何時でもオーケーでしたが、メンバーには学齢期の子供がいるので楽しみを自粛していたということがありました。それで、そろそろ始めようかとリーダーから号令がかかったわけです。スタジオ入る前にまず飲み会からということで。
話題は音楽よりお互いの家族の事が多かったです。メンバーの子供はいろいろ大変だったようでメンタルやられてしまったりで苦労があったみたい。僕も未だにバカ息子にはイライラさせられますけどね。自分自身のことにはあんまり悩まなくなりました。今ある現実は自分がしてきた現実だし、今更自分を変えることなんて出来ないと気付いたからでしょうかね。まあ、音楽だけじゃなくて家族のことまで共有出来る仲間がいるというのはありがたいことです。僕は一度不満からバンドを抜けていましたが気にはなっていました。またドラムを叩いてよと呼び戻され、素直に嬉しく思っています。
最近よく聴いているのはこれ、ジューダスプリーストを抜けたものの未練たらたらで戻ることを望んだもののメンバーにはあしらわれてしまったKKダウニング。彼が結成したKK's PriestのSermons of the Sinnerです。ボーカルはティム”リッパー”オーウェンズ、ドラムスは結成当初はレス・ビンクスでしたが腕の怪我で離脱、現在はショーン・エルグなる人物が叩いています。他のメンバーは初めて知る名前。
作風は予想通りほぼジューダスです。長くバンドを支えたツインリードの片割れが作ったバンドだからこうなるのは当たり前ですね。それでも水準以上、KKの気概を感じさせるテンションの高さがあります。これが70になる爺さんが作る音楽かよというぐらいエネルギッシュです。正統派ブリティッシュヘヴィメタルから本家のようなアリーナロック風ロックンロールありで曲調は幅広い。ツボを押さえた曲作りで楽しめます。
曲のそこかしこでジューダスのフレーズやコード進行が流用?されてして笑えますけど、そういうのも含めて楽しんでいます。
そしてリッパーの鋼鉄ハイトーンボイスも健在で力のこもった歌声を聴くことができます。
これを聴いていると、近年のジューダスの作品を聴いて物足りなさを感じるのはKKのセンスだったのかなと思ったりするのですが、僕の知識ではよくわかりません。
ジューダスプリーストの作曲の要はグレン・ティプトンが要だと一般には言われてますけど、実のところはどうだったのでしょうね。KKに依るところもかなり大きかったのか。長年ジューダス一筋のKKのバンドだからこういう音になったのか、いろいろ考えさせられます。それでもKKがバンドを初めて佳作を届けてくれたそれだけでも十分です。
難を言えばドラムスですかね。ちょっと音がとことこと軽くてフィルインのフレーズがどうもダサい。音質のせいもあのかもしれませんが、是非自作ではレス・ビンクスに叩いてほしい。ステンドクラスの頃のように叩けるのかわかりませんが、彼のドラムを聴いてみたい。
そういうことも含めて態勢を整えて次作も聴いてみたいものです。
当分はジューダス本体とKKのほうのを両方楽しんでいけていいかと思うんですけど、僕自身はKKには復帰出来てリッパーも合流していずれおとずれるジューダスの終わりを大団円で締めてもらいたいです。
余談ですが、ジューダスの42枚組買っちゃいました。オリジナルアルバムは全部持っていたし、ブートもあったのでどうなのかよと思いましたけど、未発表とか限定にほんと弱い。
購入ボタンを押した後、俺やっちゃったよ~と思いました(笑)。