ドリームシアターが現在のレーベルInside Outと連携してオフィシャルブートレッグシリーズがノット・・ゴット・フォゴットン・アーカイブスとしてリリースが再開されて4作が発売されました。ファンとしては嬉しいんですが、過去のシリーズと同じ作品のリマスターもありとのことなので全部購入するかは迷うところ。ファンとしての忠誠が試されますね。最新のメタリカのMaster of Puppetsのカバーは前シリーズのを持っていて、リマスターと聴き比べてみたい気もしますけど、どうしようか迷うところ。
前シリーズは2003年頃からリリースされてマイク・ポートノイが脱退してからはピタッとなくなったので、やはりマイキー主導でこういうのをやっていたのが明白になった。やっぱりさ、マイキーはこんな企画とかライブのアイディアとかいろいろ楽しいことをやってくれてよかったよな。それで今回はジョン・ペトルーシが今のレーベルの助けも得られて再開するようにできたのかなと推察するところです。
それで、今頃なんですが、第1弾の「イメージズ・アンド・ワーズ・ライブ・イン・ジャパン2017」です。
これは名作"Imases&Words"の再現が目玉のツアーで、I&Wの全曲が収録されています。これは自身も観に行っていたライブなので感慨深いです。DREAM THEATER@武道館2017.9.11
この2,0179月11日のライブはWOWOWで完全収録されたのが放映されていて録画したのを何回も観ていて、そういう意味では新鮮味はないです。しかしながら去年の来日がコロナ禍でキャンセル(自身、人生初のチケット払い戻し)になってしまったので現時点では直近の来日公演。来年あたり来てくれませんかねえ。
それで音盤として聴いてみた感想です。音質と演奏は文句ないです。Metropolisのライブアレンジなんかよく聴きとれて垂涎ものです。マイク・マンジーニのドラムもこの頃にはバンドに馴染んでますね。
他のレビューではジェイムス・ラブリエのボーカルがフェイクしまくりとか高音が出なくて劣化が酷いとかの評がありますけど、そこまで悪くないと思います。言われてみればフェイクが耳につきますけどそこまで悪くないと思います。最近はこんなもんでしょ、みたいな。
流石にTake The Timeみたいな曲は当時のようには歌えないだろうし、WOWOWので聴くと最近の曲は普通に歌えているので、I&Wが今のらぶたんにはフィットしなくなったのだろうかと。I&Wリリースからかなり年月が経っているから多少の衰えは仕方ないでしょうよ。もっと若くて声の出るシンガーに変えろなんてことも言わないさ。ラブたんは上手いしDTに合ったボーカリストだと思いますよ。プログレメタルとはいえメタルの範疇ながらもどことなく高尚な雰囲気に聴こえるのはラブたんの声あってこそだと思います。はい。
他にはオーディエンスの歓声とのバランスが良くて、ライブ盤としての臨場感もあります。Pull Me Underのシンガロングなんて熱くてライブの空気を思い出させてくれます。
不満点を言えばI&Wの再現だけでなくて完全ライブでパッケージしてほしかったところ。せめてChange of Seasonsは収録してほしかったですね。
このシリーズはいつまで続くのでしょうか。DTで最後にマイキーを見たサマソニ幕張メッセ公演をお願いしたいです。マイキーがハイハットの不調でブチ切れた場面を聴いてみたいです。