先月、奥さんの実家に帰った時の話。


息子が焼肉を食べたいということで、義父母と一緒に近くの焼肉屋さんへ牛しっぽ牛からだ牛あたま


70代と50代と思しき母娘さんが出迎えてくれました。


客は私たち家族のみ


お肉が運ばれてきて喜び勇んで焼いていきます焼肉


味は絶品OK照れ


さぁ、どんどん焼くぞー!とエンジンがかかってきたところで、


あれ?


火が小さくなっていく…


そして、とうとう消えてしまったのです。


ピー!ピー!ピー!


けたたましく鳴るガス検知器。


「窓!窓開けて!」


寒風が入ってきますが背に腹はかえられません。


お店の母娘さんは原因が分からず、急いで業者さんに電話☎️


しばらく生肉を目の前に待機する私たち😅


ガス屋さん到着後、「すいません治りました💦」ということで火が復活炎


ようやく食べられる、と思いきや5分くらいして


あれ?


火がまた…


消えて…


結果、このくだりが3回繰り返されました笑


最後の方なんか、また消える謎の確信があったので「ほれ、火があるうちに焼いてまえ!」と大急ぎで肉を乗せる始末ダッシュ


最終的には完全復旧し、お詫びということでお肉をサービスしてくれました指差し


焼肉ならぬ、焼かず肉?


今後もなかなか無い経験でしょうてへぺろ


というわけで、今回は。


Gas Panic!

Oasis


2000年発表の『Standing On The Shoulder Of Giants』に収録。



正直、oasisの中で一番好きなアルバム。



12年前の記事でも書いてました笑



もちろん1st、2ndも良いのですが、この時期にしか味わえない空気が何ともたまらんのです。



絶頂期から3rdの酷評、そしてブリットポップの終焉。



光を浴び続けた分だけ色濃く伸びた影。



荒廃したサウンドがアルバム全体を支配し、リアムの声は甘さを残しつつビター。



ジョン・レノンやマトリックスを思わせるルックスとファッションもカッコいい。



何ならジャケットも部屋に貼っておきたいくらい好き照れ



さて、そんなoasis初めて(?)の挫折や苦悩を最も投影したのがこの「Gas Panic!」かと思います。



冒頭から何やら不穏な金属音。



逆回転風のギターは人の声にも聞こえますキョロキョロ



What tongueless ghost of sin crept through my curtains?

カーテンの隙間から 舌の無い罪の亡霊が忍び込んでくるのか?

Sailing on a sea of sweat on a stormy night

嵐の夜に汗の海へと出航する

I think he don't got a name but I can't be certain

奴は名無しだと思うが確かじゃない

And in me he starts to confide

そして奴は俺に打ち明けるんだ


'That my family don't seem so familiar

"俺の仲間はどこかよそよそしく見えて

And my enemies all know my name'

俺の敵は全員俺の名前を知っている"

'And if you hear me tap on your window

"もし俺が窓を叩く音が聞こえたら

Better get on your knees and pray panic is on the way'

膝まづいて祈った方がいい パニックが襲ってくる"



いかがでしょうか。



数年前まで、


「俺とお前は永遠に生き続ける」(Live Forever)

「より輝く日が来るだろう」(Some Might Say)

「若くて無敵のままでいろよ」(Stay Young)


と歌っていたバンドの歌詞とは思えませんタラー



が、

ノエルのドラッグの禁断症状体験を元に書かれたと聞くと腑に落ちます。



途中から挿入されるモーター駆動音がさらに不気味さを加速。



間奏のブルースハープのフェイドアウトは今にも亡霊が出てきそうですおばけ



こちらはTV番組でのライブ下差し


完全にジョンですねグラサン



同時期にライブアルバムを出していますが、この時の方がコンディションは全然良い。



ウェンブリーでは泥酔していたそうですからゲロー



さて、

この曲を含め色々と過渡期となった4thアルバムですが、前作までにはなかった音作りでoasisの幅を広げたことは間違いありません。



そろそろリマスターしてくれても良いのになぁ…



頼みますよ、ギャラガー兄弟お願い