孤独…

というよりは

孤高、という感じの女性がいました。


大学時代、法学部で邦楽部(ややこしい笑)のS先輩。

学部は違いますが、部活でご一緒させていただいて。

私は初心者で三味線を選択、S先輩は以前から琴を嗜んでいてバリバリ経験者でした。

しかも私が1回生で、S先輩が4回生。
今の自分からすると4回生の年齢(21、2歳)なんて「めちゃくちゃ若いやん!」って思いますが、当時はかな〜り大人に見えたものですおーっ!


S先輩はいつもスカートで、ズボンを履いてる姿は1回も見たことはありませんでした。


すごくお綺麗な方で、振る舞いも話し方もクール。


いかにもお嬢様という雰囲気。


練習熱心で、部室を訪れると1人で黙々と弾いていることもしばしば。



そんなS先輩なので、最初はなかなか近寄りがたかった(~_~;)



私が入部して数ヶ月経ったある日…


いつものように部室を訪れると、ドアの鍵が開いていたので、


「あ、今日も練習してはるんかな?」


でも、琴の音はしない。


そーっと中を覗いてみると、

1人寝そべって尺八を吹いているS先輩が…


(画像は野呂佳代さんのをお借りしました💡)


いや、確かに尺八は音を出すのが難しく、寝て吹いた方が腹筋が使えて出しやすい、という話は部活内で話していたのですが。


なんかその光景が、S先輩のキャラと相まってシュールで可愛く見えたんですよね(笑)


誰も見てないし、やってみよう…!
ってなったのかしら。

とりあえずドアはそっーと閉めました笑い泣き


その後しばらくして、S先輩とも自然に打ち解けまして、

尺八の話を聞いたら「やったことなかったから挑戦してみたけど、音出なかったてへぺろ」と言ってました。

孤高なイメージが先行してたけど、話してみると楽しい方でニコニコ

ちなみに、S先輩は大の酒豪で「透明なもの以外はお酒とは呼ばない」と日本酒ばかり飲んでましたね日本酒


さて、前置きが長くなりましたがタイトルはそのまま下差し

Lonely Woman

Serdio Mendes Brasil '88


1979年発表の『Magic Lady』に収録。


数年前、今は還暦で定年した上司に貸してもらったCDに入っていたんですよね。


ジャケットに倣い、夏にピッタリの曲ですやしの木



ディスコ+サンバとでも言いましょうか、70年代末ならではノリを感じますねルンルン


3人の女性ボーカルによる伸びのあるサビがとても気持ち良い照れ


後半のコーラスが前に出て重なってくるところも好きだなぁ。



残念ながら、この曲のライブ映像はなかったのですが、ブラジル'88で他の曲を演奏したものはありました⬇️


真ん中の金髪の女性はマリエッタ・ウォーターズという方で、1986年の映画「トップガン」の挿入歌「Destination Unknown」を歌っています。


トップガンといえば、今話題ですし第1作を見た方ならピンとくるかもしれませんウインク

(職場でマーヴェリックがおもしろいと聞くので、観てみようかな…)



さぁ、今日から8月太陽


まだまだ暑さは続きますが、「Lonely Woman」を聴いて気分だけでも爽快にいきますグッ