こんばんは。

いよいよマーラー十番を始めていきたいと思います。


先日も記事にしましたが、この交響曲十番という曲は、完成されることのなかった未完の交響曲であります。

しかしながら、とても存在感のある曲だと思います。

なんども言いますが、この世の音楽とは思えない異質な雰囲気をかもし出すものであります。

もしこの十番が完成されていたらとすれば、マーラーの最高傑作と言われていたかもしれません。

それほどインパクトのある音楽だと思いますね。。。


では本日のお題は、


ヘルマン・シェルヘン

ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1952)



マーラー

交響曲第十番アダージョ



まずこの時代(1952年)にこの十番が演奏されていたことに驚かせられますね。。

戦後間もない、日本で言えば昭和27年に、この形容しがたいこの曲をヨーロッパでは演奏していたのです。

この時代にこの音楽は理解されたのでしょうか・・・


さてこのシェルヘン盤ですが、比較的時間をかけて演奏されています。演奏時間は28分55秒であります。しかし聴いた印象では、ゆっくりという感じではありませんね。

意外に都会的で、人間関係を敬遠したような様子を感じることができます。


このアダージョの私のイメージは、深夜の大海原にたった一人で残されて、とてつもない孤独感と寂しさと恐ろしさで壊れてしまいそうな、そんなイメージを持っているのですが、このシェルヘン盤では、どちらかというと大都会のコンクリートに囲まれて、右も左も同じ景色の中で、彷徨い歩いているような感じがしますね・・・


人間的感情を殺してしまった冷たさが存在しているようです。。。



特別企画として(笑)今回の十番では、聴いた感想の他に、あの世度チェックというのをやってみたいと思います(笑)

あの世度レベル1・・・この世からあの世を考えるマーラー

あの世度レベル2・・・この世からあの世へ歩き始めたマーラー

あの世度レベル3・・・あの世にもう少しのマーラー

あの世度レベル4・・・あの世に足を踏み入れたマーラー

あの世度レベル5・・・あの世でこの世を考えるマーラー

この5つに当てはめてみたいと思います。


シェルヘン盤のあの世度チェックは、あの世度レベル2であります。。。


さて次回は、


ジョージ・セル

クリーヴランド管弦楽団(1958)


マーラー

交響曲第十番

です。

お楽しみに。。。(doi)/abbadoiさん



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