お正月に見た「スロウトレイン」がとても良かったので、
『鎌倉&釜山に行きたい病』を発症しました。
大好きな俳優さんがたくさん出演されていて、
脚本が野木亜紀子さんで、鎌倉が舞台ならもう「これは必見!」でした。
末っ子長男の松坂桃李さんが
江ノ電の保線員という設定なので、
スロウトレインはまさしく江ノ電ですが、
今どきあんなに空いた車内はあり得ないと思いながら見ていました( ´艸`)
23年前に、両親と祖母を一度に交通事故で亡くした3人きょうだいの
現在の暮らしぶりを淡々と描いたドラマですが、
"孤独"にまつわる会話がとても深く心に残りました。
長女・葉子(松たか子)が婚活アプリで出会った男性から言われた言葉。
『あなたは決して孤独じゃない。弟さんと暮らしているし、
ひとりでも生きていけるなんて、孤独じゃないから言えるんですよ』
これを自分に置き換えて考えてみた時、
いつもスマホが行方不明になって私に「電話して!」と頼む
ずぼらな夫と暮らしているめんどくさい日々が愛おしく思え、
「もっと優しくしてあげよう」と心に決めました。笑
お正月に見るのにふさわしい心温まるドラマでした。
そしてもうひとつ。
バカリズムさんの「ノンレムの窓」の2作品目。
「よーい、フィクション!」
テレビのバラェティ番組ディレクター松永(原田泰三)が、
プロデューサーから濡れ衣を着せられて番組をクビになり、
途方に暮れていたら謎の女社長から『うちで働かない?』と声をかけられ
働き始めた会社はフェイクニュースの制作会社だった。という話。
"メディアで流されるニュースの9割は真実だが1割は嘘で、
国やスポンサーからの指示で作られるフェイクニュース"だそうで…
国会で通したい法案や、政府にとって都合の悪い真実がある時に、
国民の関心をそらすために芸能人の薬物や不倫問題をガンガン流す。とか、
(ドラマでは全てでっち上げで、被害を受けたアイドルには高額の謝礼が支払われる)
店の収益を上げたり、動画のアクセス数を増やすために、
「巷で流行っている美味しい食べ物はこれ!」とか、
「この動画を見ると赤ちゃんが泣きやむ」というリポートを流す。とか、
ネットでは以前からよく言われていた事柄を、
ドラマとはいえ、お正月の地上波で放送するってすごいな!と驚きました。
アイドルを道具のように使って、
平気で嘘のニュースを垂れ流す最低なプロデューサーが、
今話題の某テレビ局の上層部にもいるのでは?と、おばちゃんは考えるのです( ´艸`)
バカリズムさんといえば、
12日から始まった「ホットスポット」も期待を裏切らない面白さです。
富士山が見える小さな町のビジネスホテルが舞台で、
何と、そこで働く中年男が宇宙人だったというストーリー。
この宇宙人の特殊能力がどれも微妙で笑えるし、副作用があるのも面白い。
さすがはバカリズム脚本で、幼なじみのアラフォー(ミドフォー?)3人組の会話劇が最高です。
長くなったので、続きはまた後日。