家康公ゆかりの場所といえば、
幼名・竹千代の頃(8歳)から、
人質として今川義元に引き取られて住んだのが駿府(静岡市)であり、
征夷大将軍職を三男・秀忠に譲った後もここで暮らしたので、
(75年の人生の3分の1・約25年を過ごした)
駿府は徳川家康の第二の故郷と言っても過言ではないのでしょう。
少年時代に今川氏から手厚く庇護され、
臨済寺の高僧・太原雪斎から様々な学問を授けられた竹千代が
元服の儀式を行ったのが、こちら静岡浅間神社だそうです。
おりしも静岡浅間神社は「平成令和の大改修」実施中なので、
大拝殿が白い布で覆われてしまう前の貴重な時期だったかもしれません
神部神社、浅間神社、大歳御租神社の三社を総称して
静岡浅間神社(通称おせんげんさま)と呼ばれており、
駿河国総社として鎌倉幕府以降 歴代幕府の崇敬を受けてきました。
4万5千平方メートルの境内には、26棟の社殿がありますが、
文化元年から60余年の歳月と十万両の巨費を投じて建築されたのが
現在の社殿群だそうです。
総門、楼門をはじめとしてほとんどが重要文化財に指定されているおせんげんさまは、
総漆塗りの極彩色が美しく、まさに「東海の日光」と称されるにふさわしい佇まいなのであります。
参拝者もわりと多かったので、
妙なアングルの、何となく物足りない画像になってしまいました。
参拝後、社務所で書置きの御朱印を拝受してから、
松潤家康のポスターに導かれて大河ドラマ館に向かったのでありました。