【国民民主党網走支部は3度目となるコロナウイルス感染症対策を求める要請を水谷網走市長に実施】

おはようございます。
昨日午前10時より、鰹谷忠網走支部代表、萩谷副代表と私とで水谷洋一網走市長に「更なる新型コロナウイルス感染症への対策を求める要請」を実施しました。

要請内容は以下の通りです。

令和2年5月8日
網走市長 水谷洋一殿
国民民主党網走支部
代表 鰹谷 忠

更なる新型コロナウイルス感染症への対策を求める要請書

新型コロナウイルスの感染拡大により、全国へと拡大された「緊急事態宣言」は5月4日の期限が延長され、収束の見通しが持てない状況は市民生活と事業者の活動に深刻な影響を与えています。
こうした状況の中、5月1日には国から地方創生交付金第1次分が示され、網走市においては1億8886万6千円の財源が確保されたことはご承知の通りです。
網走市としてはこれまでも第1弾・第2弾の支援策を実施されてきましたが、この財源を活かすなどして第3弾の支援策の実施と、国及び道に対する要請を行うよう以下の通り求めます。なお、回答については文書でお願い申し上げます。


1.事業者に対する助成について
⑴新たな「緊急事態宣言」の延長に伴う網走市としての支援策について
国の「特措法」に基づく5月6日までの「緊急事態宣言」は新型コロナウイルスの感染収束が見えないことから5月31日まで延長となりました。北海道は先の「緊急事態宣言」に伴う休業要請に協力した事業者に対し「支援給付金」の支給をするとしたが、今回は追加しないことを決定しました。網走市として道の決定とは別に行動自粛に伴う市内事業者の経営圧迫に対し、対象事業者の拡大を含めた「支援金」の給付を実施すること。

⑵家賃の助成について
現在国政では現在の中小企業者の家賃負担について、3分の2の補助を軸に助成制度創設の検討に入っております。網走市としても助成制度の検討をすること。

⑶現状における経済対策について
今日の「緊急事態宣言」下における経済の低迷はかつて経験したことのないものであります。新型コロナウイルスの早期収束と併せて経済の再興は重要な課題です。今、急がなければならないことは言うまでもなく、飲食業者や観光関連事業者等に対する経営継続の支援であります。
そこで網走市が今後実施を予定している第2弾の「プレミアム付き商品券事業」については事業の実施を先送りし、経営継続支援の事業に充てること。また、網走市独自の「社交飲食店支援金給付事業」の拡充等必要な対策を図ること。

2.出前タクシー事業の支援について
テイクアウト支援の観点と、厳しい経営状況のタクシー会社支援を両立する「出前タクシー事業」への補助を検討すること。

3. バス事業者に対する支援について
公共交通の支援策として、国と道に対し、補助金対象路線の減便を柔軟に認め燃油や運行費用の抑制を図ることによる実質的な支援を認めるよう働きかけること。

4.基幹病院の感染対策について
網走市では現在感染は確認されていないが、万が一を考えた対応も必要であります。感染者が発生した道内病院では、発症が確認された際の院内における感染者と被感染者のゾーン管理の方法など、必要な対策と情報開示が不十分であり、そのことが地域住民の不安と混乱を招いています。
病院との事前協議を行うなど、事前の備えを進めておくこと。加えて、透析患者をはじめとする通院介助を行う福祉事業者と事前の打ち合わせを実施し、不測の事態に備えること。

5.子どもたちの「学ぶ機会」の確保について
新型コロナウイルスの感染拡大による5月31日までの「緊急事態宣言の」に伴い、学校休業によって子ども達の「教育に関する権利」とりわけ「学ぶ機会」が奪われていることは極めて深刻な問題であります。
国はオンライン事業の実施に向けた方針を明らかにしていますが、これを踏まえて網走市としても父母やPTA、更には教職員や生徒など、関係者の意見を取り入れてオンライン授業の体制整備を図る「実施計画」を早期に策定し、子どもたちの「学ぶ機会」を確保すること。

6.市民へのメッセージの発信について
北海道独自のものと合わせて2度にわたる「緊急事態宣言」は、社会活動や行動の自粛によって強いストレスを市民に与えています。こうした状況で危惧されることは、言われなき偏見や差別の蔓延です。不幸にして罹患した感染者や家族、新型コロナウイルスと懸命に闘っている医療関係者や介護関係者などに対し偏見や差別は決してあってはならないことであります。市長は広報紙などを通じてこれまでの新型コロナウイルスに対する取り組みと併せて、偏見や差別のない社会を目指す強いメッセージを市民に対して発信すること。

以上