9月15日のフェイスブック投稿を転載。

札幌市里塚の被災現場を古川元久国民民主党代表代行・災害対策本部長、吉良州司幹事長代行、篠田 江里子札幌市議と共に調査。

沢地だったところを半世紀近く前に埋め立て、川を暗渠排水で流していた造成地の旧河川沿いに被害が集中している感のある状況。

札幌市から説明を受けるだけでなく、一級建築士でもある地域住民の方からもお話を伺い、「従前から地盤沈下を繰り返していた事や、復旧を前倒しで進めないと被害は広がる」などの懸念やご意見をいただきました。

復興に対する支援の予算的枠組みは区画整理事業の活用も1つの方策ですが、自己負担の問題もあります。

いずれにせよ、制度の枠組みの決定を待たずに必要な事業を進めるなど、柔軟かつ迅速な対応が求められる状況でした。







北海道9区選出の国民民主党 山岡達丸衆議と合流し、古川代表代行、吉良幹事長代行と共に安平町へ。及川秀一郎町長から被災状況や現状について伺う。

安平では学校の基盤に亀裂が。
老朽化もしており、今後は新たな小中一貫校の建設の検討も見据えている。

道路、橋梁、土木だけでも75億。
農業や教育施設なども含めると年間予算に匹敵する規模の被害。

水道は7割近くまで復旧。
今後は避難所の集約も検討していく。

ボランティアは足りている状況でしたが、継続的な支援が必要な状況です。
安平町は事前登録でのボランティアを募集していますので、道内の方を中心に引き続きご協力をお願いします。












12日に続いて2度目の厚真町へ。
国民民主党 山岡衆議、古川代表代行、吉良幹事長代行と共に被災現場を調査。

航空写真で見るよりも遥かに規模の大きな崩落で民家に被害が。
お亡くなりになられた方々とそのご家族に心から哀悼の誠をささげます。

その後は厚真町福祉センターにて避難所を訪問したのち、網走の佐野電気さんから預かった乾電池600本を届けつつ、物資の状況について伺う。

宮坂尚市朗厚真町長からは要望含めて詳細に状況説明が。

被害規模は
河川、道路、橋梁360億。
農地、農道12億以上。
林道20億以上。
合計400億規模の被害。

激甚災害指定の期間を3年間の原則では対応が難しい。特例対応を求める。

民生支援、災害廃棄物、土砂除去などで公的支援が引き続き必要。
ボランティアも必要だが行政のパワーも欠かさない。個人で生活再建するレベルでない。対応できる制度の運用、新設が必要。

水道はオープンしたばかりの浄水場が被災。旧施設を活用しながら管路の点検、補修を進め、現在は全町で4割の復旧。
9月いっぱいで大枠は復旧を見込む。

現在1000人の避難者。学校は18日から再開するのでそこでの対応が必要。

通信は発災から3日通信不可能に。
4日目からようやく復活したが、安否確認や行政の連絡のためには非常に困った。
災害に対する緊張感が大手3社の携帯キャリアには足りないと思う。
大規模災害時のルールを定めるべきだろう。

ライフラインは民間の場合、有事の際にかえって機動性が低くなる。
有事の際の備えは行政が支援すべき。

こうした意見をしっかり受け止め対応していきたいと思いますし、網走の防災対策にも活かして行きたいと思います。







本日の最後は、地元の中島勲町議(むかわ町議会副議長・国民民主党)が合流し、商店街や農協など産業の被害が大きかったのにもかかわらず報道が少なめの、むかわ町へ。

国民民主党 古川元久代表代行に、竹中喜之むかわ町長から強い復興への思いと共に緊急要望書を受け取る。

苫小牧広域森林組合の組合長でもある小坂利政むかわ町議会議長からも「命をかけて復興に取り組みので、是非とも力を貸して欲しい」との言葉もいただきました。

その後は町長自らの案内で被害の大きな商店街へ。住民の方から「恐竜でこれから町おこしという時に。それでも私たちは頑張るからいろいろと応援して欲しい」と思いと決意のこもった言葉を。

また、JAむかわ では、長門組合長などから説明を受け、ここでも大きな被害に対する要望書を古川元久代表代行が受け取りました。

今回、被災地の視察と共にボランティアの必要性についても調査しましたが、やはり18日以降の見通しがまだわからないので、引き続きコミュニケーションをとりながら対応の検討を続けて行きたいと思います。