おはようございます。
本日は国民民主党の設立大会です。
会場に向かうための便に搭乗し、東京に向かう航空機内でこれを書いています。

思えば初当選した11年前から民主党でお世話になり、民進党へと名前は変わりましたが一貫して政治は地方のため、弱い立場の人のため、働く人々のためにあるということを念頭に置き、市民活動の視点と行動を基軸とした取り組みを重ねて参りました。

昨年の総選挙によりこうした流れに大きな変化があり、国民民主党に在籍し続ける者、立憲民主党や無所属として活動する者に分かれる事態となりました。

このような状況になることは本意ではなく、 複雑な思いを抱きながらの船出となることには色々と考えさせられることがあったのも事実です。

一方で、民進党全国青年委員会の中で全国の仲間の皆さんと積み上げてきたこと。特にこの半年間に積み重ねた経験は、日本の政治を中央集権から地域主権へと変えて行くという点においてはそう遠くない未来に明るい兆しを及ぼすものだと確信しています。

「大切なものは地域にこそある」という視点と行動に基づいた政党運営は、地域ごとにあるさまざまな課題解決に直結する新たな仕組みづくりにも繋がるものであり、行き詰まりと権力の腐敗に終止符を打つことが難しくなった中央集権による政治を唯一根本から変えようとする政党の取り組みとして、意義あるものだと改めて感じています。

私が引き続き、国民民主党に所属しようと決意したのはこの点が大きな理由の1つです。

こうした方向感での具体的な取り組みは、立憲民主党などの野党にも現在の与党にもないものだと思います。
まずはここをさらに突き詰めてみたいと考えています。

そしてもう1つの理由は架け橋になることです。

これは無所属になることを選択した方も、立憲民主党への移籍を決断された方も同じ思いだと私は考えていますが、現在の状況では与党の全体主義、国家主義の政治に対抗することは容易ならざる状況です。

この状況を変えるにはさまざまな手法があると考えるところであり、地方から声のあがっている野党による「統一名簿」もその選択肢の1つです。

私は自由を愛するものです。
権力の強化は自由の束縛に繋がりますから良しとしませんが、一方で市場に任せすぎるのでは、経済的な理由で自由が制限される状況になりますし、何より子どもたちの未来にとって良い影響を与えないのは各種データでも明らかになっていますので良しとしません。
また、現在の国家主義、全体主義の傾向が強まっている政権では結果として自由が制限される傾向が強まるのは明らかであり、認められません。

いずれにしても野党が1つの塊になって政権と対峙し国民の生活が第一の政治を取り戻すことが急務だと考えます。

さまざまな取り組みを重ねることで、どんな形になるかはさておき、大きな塊として与党と対峙できる政治体制を確立することが地域にとっても必要になると考えています。

綱領や政策が民主党・民進党時代から一歩も後退しなかったことも理由の1つです。

これについては地方からの関与や意見反映も新たな仕組みの中で強く行われ、内容によってはさらに踏み込んだものもあるところです。

ということで長々と書いてまいりましたが、民進党北海道幹事長としての職責も担っていることと合わせて、国民民主党に所属しながら活動を続けるという選択をすることとなりました。

この選択についてはさまざまなご意見やご心配をいただいていますが、私の暮らしの基軸も考え方の基軸もふるさと網走にあり、さまざまな経験は全てふるさとのために活かしていく覚悟と気概は強く持ち続けています。

これからも、皆さまからの声を情熱を持って政策へと変え、実現へと進める政治家として、コツコツと粘り強く活動を続けてまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。