数日前も新聞記事を掲載しながら政府の「組合の責任に添加して、使用者の責任を曖昧にし、国の失策だった国鉄分割民営化の責任になどを回避しようとする姿勢」について、指摘をさせていただきました。

今回は、私たちの大切な鉄道を守り、JR北海道を建て直すために必要なことを書いてみます。
まず、「安全運行の責任は使用者にある」ことが明確なのですから使用者が自らここは取り組んでもらうしかありません。

その上で、国は国鉄分割民営化の付けが予算不足の体制を生んだのも否めないのだから、安全運行の実現のために適切な予算措置を行うことが大切になるでしょう。

そして、鉄道の存続に必要なことは何かを原点に帰って考えてみましょう。
すると、沿線の住民が日常の足として利用する公共交通の側面がハッキリしてきます。
そう。この原点に変えれれば必要なのは「沿線住民が、乗車する機会を増やすための取り組み」であるのがわかります。

私たちの利用する釧網線を例にして考えてみましょう。

たしかに、昨年まで3年続いたSL運行はインパクトがあり、観光客の増加にも寄与したことは紛れもない事実で、素晴らしい取り組みでした。

しかし、もっとも肝要な沿線の住民が乗車する機会を増やすための取り組みとしてみると、充分なものにはなりませんでした。

JR北海道の採算面から見てもこのことは明らかであり、観光客の増加に寄与したが、経営にプラスの影響はほとんどなく、CSRの一環としてと効果も見込みよりあがならなかったというのが実態であったと推測されます。

多だし、観光面における鉄道網の重要性が損なわれた訳ではないということと、繰り返しますがSLを運行させるイベントそのものが失敗だと言っているわけではありませんのでここは誤解なきようにお願い致します。

さて、そこでやらなくてはならないことは自治体と住民による「沿線の住民が乗車する機会を増やすための取り組み」です。

さらにそれは、「JR北海道に経営的負担を及ぼさないもの」だと考えます。

では、それはどんなものになるのか。
次の機会に「アメンバー限定」で私案を幾つかご紹介したいと思います!!




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