私の誕生日(40歳になります)5月22日(火)から網走を出発し、香川県高松市、佐賀県唐津市及び武雄市を視察。5月25日(金)に帰網予定の行政視察に行って参ります。

網走市議会の場合は、3つの常任委員会(総務文教、生活福祉、経済建設の3つ)があります。

行政視察は3つの常任委員会がそれぞれ所管している分野について、先進事例を持つ自治体の取り組みや政策背景、そこに至るまでの経緯などの諸課題を、調査・研究しすることを目的とした行政視察を毎年実施しているものです。

行政視察で見聞した内容については報告書として提出し、議会のホームページから見ることができるようにもなっています。

私たちは、こうした行政視察で持ち帰った知識や課題を、網走市の市政に活かすべく努力を重ねております。

地域主権改革については最近停滞気味といわれておりますが、着実に進められています。

このままの流れで進むとするならば、地方議会が担う役割は現在よりも大きなものになると考えられます。

行政視察はそういった意味でも「議員個々人が研鑽を積む」ということにとどまるべきではなく、網走市の未来へとつながる内容であることが大切だと考えておりますのでしっかり研鑽した上で、報告内容については私のブログでも公開させていただきますし、市政報告会の中でも共有をはかって行きたいと思っております。

さて、私の所管である経済建設委員会における各地での視察テーマは次の通りです。


●高松市:民間主導による観光振興

網走市は新たに観光部を設置しました。
観光振興に改めて本腰を入れるという意識の表れでもあり、市民の期待も高いところです。
その期待に応えるためにも、行政は長期的な観光戦略と市民も参画しながら観光をもりあげていくさらなる仕組みづくりが必要になります。
そのためには宿泊施設や各商店(みやげ物店だけが観光施設ではないのです)、そして観光施設などが、積極的に連携し取り組んでいくという市政と仕組みが必要になります。
高松市では、民間が積極的に観光振興に対して取り組んでいるということですので、高松市の取り組みの現状を知り、その手法や背景について視察するとともに、網走でどのような民間主導の動きが実現できるのか考察したいと思います。

●唐津市
・唐津城マスコットキャラクター「唐ワンくん」徹底活用事業
・鳴神温泉ななのゆ「木質ボイラー導入事業」

網走市は、今年度の予算でゆるキャラを作成するための予算を組んでいます。ゆるキャラをつくったからにはそれを徹底的に活用し、その存在感を持って網走市や産品の知名度を高めて行かなければなりません。その活用方法について学びながら網走のゆるキャラ作成後の活用について学んできます。
また、木質ボイラー導入事業は、網走市においても従来から検討はされてきたバイオマスエネルギーについて、その利活用の可能性について探る必要があり、今回実例を実例を把握することで今後の政策立案に生かしたいと思います。

●武雄市:「Facebook」を活用した地場産品の販路拡大事業「F&B良品TAKEO」

武雄市はホームページをフェイスブック(FB)に切り替えたり、市立図書館の運営をツタヤに指定管理者として移管する計画をたてるなど、新しい取り組みに果敢に挑戦している。
今回は、FBを活用し、地場産品の販路拡大に取り組む「F&B良品TAKEO」について学び、網走での導入について検討する1つの足掛かりとしたい。また、FBの活用における行政の考え方そのものについても学びとってきたい。
FBという新しいコミュニケーションツールを使って、「行政機関の信頼性」を活かした網走市の「お勧めの逸品」を通信販売する仕組みは、本物志向の消費者と地域をつなぐツールになりえるし、熱心な網走ファン獲得にも大きく寄与すると考えられます。
また、網走でも是非、このような事業を実施するべく議会でも質問するなどして行きたいと考えております。