北海道新聞などによると、北海道5区選出の町村信孝衆院(自民党)は25日に札幌市内で講演し、「原発に依存しないというなら、市長の責任で消費電力を減らすべき。それを言わず、ただ原発をやめろというのは、いかがなものか」と「脱原発」の取り組みを始めようとする上田文雄札幌市長を批判しました。

また、泊原発について、「泊村など原発周辺の4町村で運転継続を望む声がある。地元がむしろ冷静な判断をしていることに注意を払う必要がある」と訴えました。

彼は官房長官を以前務めていた際に、高騰する灯油やガソリンについて驚くべき発言をし、全道から怒りをかったことでも知られています。

今回、札幌市厚別区などが選挙区である町村氏は、上田市長をはじめ地元に原発に頼らないエネルギー政策を望む声と動きがあるにもかかわらず、その動きを批判しました。
また、全道各地から原発についての不安や不信が増えているのにもかかわらず、それを顧みませんでした。

「地元がむしろ冷静な判断をしていることに注意を払う必要がある」のはご本人ではないでしょうか。

「あるもの」の流れを維持するための露骨すぎる発言は、有権者に見透かされます。

私たちはこうした発言をしている政治家に対してどう臨むのか。

今、その事が問われているのだと思います。

やはり私たちは変わらねばならないのだと感じる記事でした。