おはようございます。今朝の網走タイムズに掲載されたものを、加筆したり修正するなどしたものです。


是非、これを読んでいただいた皆さま。

地方議員や国会議員の方々に、単なる「視察」はやめて、ボランティアとして現場に入ることを進めてください。よろしくお願いいたします。


そして、できれば皆さまも現地にボランティアとしてお手伝いに行っていただければ大変嬉しいです。人手不足の被災地に、私たちの勇気と笑顔とまごころを直接届けるのは今です。


なお、画像については

https://picasaweb.google.com/takayukihiraga/jUKnVJ

をご覧ください。



523日、市議会が終わってから網走を出発し苫小牧へ。本当なら苫小牧から八戸港までフェリーが開通しているはずなのだが、八戸港は今も東日本大震災の被害から復旧していない。青森市は今回の震災で目立った被害はなかったとのこと。上陸後はレンタカーを借りて東北自動車道を南に下る。

 岩手山が震災を忘れされるほどの美しさをたたえ、高速道路の沿道も震災が嘘のようにのどかな風景が広がる。

 それは石巻市に到着してもそれほど変わらない。ところどころに爪痕が見え隠れするものの、日常の生活がある。しかし、行き交う車には被災地支援の文字やマスクをした人々の姿が目立つのもよく見ないと気がつかないほどだ。

 今回の目的の一つは、各ボランティア団体が集まる会議に参加させていただき、支援スキームと現状の把握をさせていただくことである。

 まずは石巻専修大学に。構内には全国から集まったボランティアのテントサイトが。周囲にはこれまた全国各地のナンバーの車がある。

大学構内に入り、会議の行われる部屋へ。自己紹介をしてから、会議に参加させていただいた。

この会議は、石巻災害復興支援協議会


http://gambappe.ecom-plat.jp/


の主催で、各団体の代表が集まり、本日の活動者数や、支援者数、各種状況などが報告され、共有化する作業を行っている。

また、今後の課題やその解決方法についても協議され、一つ一つ必要なチームが編成されていく。

この協議会は石巻市で毎日開催される災害対策本部にも出席して提言を行うほか、自衛隊とも炊き出しを中心議題に重複をさけるなどの打ち合わせを行っており、石巻における支援の中核となっている。

また、災害ボランティアセンターでは個人ボランティアとのマッチングを行うのに対し、団体が活動する場合には協議会に登録し、活動目的を同じくする団体と分科会で情報共有や調整を行うスタイルになっている。
 現在、移送・キッズ・心のケア・生活支援・炊き出し・復興マインド・マッドバスターズ(泥清掃)・メディカル・リラクゼーションの9つの分科会があり、団体の枠を越えて協働で災害復興作業にあったっている。

ボランティア会議に参加して見えたことは、とにかく人手が足りないということ。特に、炊き出しボランティアは絶対的に不足。また、布団にカビが出始める時期になりつつあり、避難所の布団乾燥を阪神淡路大震災の時のように行う必要があるということで調整を開始することに。実施に移る段階では、ここでも「人手が必要になる」ということがよくわかった。



 この時、協議会のリーダーとして活動されていた方は、地元の建設会社の社長さんとの事。まさに、市民団体が中心にまちづくりを自らが行っていくのだという意思が伝わってきたような会議であった。




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