地方議員のドタバタ日記(^^)v-100511_1426~01.jpg

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視察先のリマテック株式会社へ。

廃油、スラッジ、バイジン、油泥、溶剤、汚泥などをセメント生成補助燃料(石炭代替え燃料)となるRF(再生燃料)に加工する技術では、特殊な混合方式により分離しにくく流動性の高い(チキソトロピー性→マヨネーズやケチャップで考えるとわかりやすい)ものに再生するという特許技術を有しており、温室効果ガス削減にも貢献している素晴らしい会社です。
今日の目的である、亜臨界水技術については、RF燃料に適さない高塩素廃棄物の再資源化に答えるためにつくられたもので、この技術は塩素だけでなく、有害物質の除去にも適した技術です。

亜臨界水は反応溶媒に水を活用するため安全でダイオキシンなどが発生せず、環境に影響を全く与えない技術で、超臨界水と違い装置の劣化が少ないという特徴があります。
適用範囲も広く、資源循環型の新技術といえます。

また、高速メタン発酵技術も派生して研究しており、食品廃棄物からの有価物回収の研究も行っています。
メタンガスは都市ガスの主成分で、コジェネレーション利用に繋げることを狙っています。
従来の発酵層方式では高コストで時間がかかるものなのが、亜臨界水処理を施すことで、発酵層が従来の10分の1になり、期間も4分の1に。低コストシステム化できるのではという事で研究中の技術です。

これらのシステムは、網走でも適用できる可能性があり、さらに研究して行く必要があると感じました。