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●農薬減量化への取り組みについて。
 安心安全な製品を求める取り組みは農業にも広がりを見せている。
全国的には、岡山県農業試験場が、害虫を誘引したり、繁殖を防ぐ効果のあるペチュニアなどの13種を景観植物として選定し、野菜畑の周辺に上、害虫の駆除と併せて農薬使用量の軽減に取り組んでいる。
また、現在21種類ほどが実用化され、農薬メーカにより販売されております、天敵昆虫を活用した減農薬農法は、農薬・労力・費用の3つの削減につながるということで徐々に広がりを見せ、国は農薬削減策の有効手段の一つとして、天敵昆虫導入を推奨し、助成金を交付している。
 北海道でもイエスクリーンの北海道安心ラベルを表示する農産物表示制度によるクリーン農業推進の取り組みを行っており、網走市においても取り組まれている方々がいらっしゃる。
 こうした取り組みが網走においても広がることで、安心で安全な網走の農産物をアピールする効果というのは相当高い。
 特に、新たな換金性の高い野菜などの作物をつくる際には、網走市としてもイエスクリーンの取り組み推進と併せて、効果的な景観植物の活用や、天敵昆虫の活用など、各種減農薬の農業を研究しながら積極的に推進していく必要があるのでは。

※現在行われている取り組みについての説明と、今後研究していくとの答弁でした。活用できるものは是非活用して、安心で安全な農作物が私たちの食卓に届くことを望みたいと思います。

●パワーアップ事業について
北海道と市町村が連携して農家の負担を軽減する持続的農業促進対策事業は、来年度をもって終了することになっている。この通称パワーアップ事業は現在3期目で、農家及び関係団体に現在継続に向けた要請が北海道に対して寄せられている。
 北海道議会においても、3月8日に佐藤しんや道議会議員がこの点について今後の継続の考え方や、単価設定の見直し、農地の実態に合わせて耕作農家自らが事業内容を選択できるよう、制度の見直しを行うように求めて質問を行った。
農業土木に係る公共事業予算は、国の事業仕訳などの結果を受けた予算見直しによって影響を受けるが、今後の地域主権の推進の中で、一括交付金化が実現するのに合わせて、地方での裁量も拡大されるものでありま。
 しかし、それまでの間は、やはり北海道が責任を持って必要な予算を確保し、この事業の中の、「真に必要」となる部分については継続実施していかなければならないと思いますが、網走市としてはどのように考えるか。
関係機関と連携し、北海道に対して積極的に要望活動など、必要な対策を講じる必要があるのではないかと考えますがいかがでしょうか。
また、農業者の方が事業内容を選択して実施できるように、柔軟な対応が出来るよう、制度の改正を求めながら予算が縮減されても事業が継続できる仕組みにできるように、現実的な提案も検討していくべきではないか。

※農協などとの関連機関と連携して引き続き道に要望していくとのことでありました。私としては、これまで行われた事業の全てが同じ優先順位であったとは考えにくいので、必要な部分から着実に取り組めるように、農業者事態が必要な工事を選択できるように制度設計を見直しながら、確実に実施きるように働きかける必要があると考えています。

●エチゼンクラゲ対策について。
他会派の代表質問にもあったが、オホーツク海まで行業被害が広がっているエチゼンクラゲの対策は急務。これから、今年度の漁が始まるにあたってなんらかの対策が必要になることも十分考えられる。
この対策としては吸引し、粉砕するなどがあると思われますが、京都府立海洋センターでは『エチゼンクラゲ除去網』を開発したとのこと。この網は、海底のズワイガニやカレイのみを漁獲する底引き網で、網の途中に大きなエチゼンクラゲだけが上方向に排出されるような選別網を設けてあるという構造。
同センターの調査では、カニはほぼ100%、カレイは約90%漁獲でき、エチゼンクラゲの約40%を排出。体長1メートル近いクラゲはほぼ100%排出されるということ。
また、島根県水産技術センターと鹿児島大学は、協働で新型の底引き網の開発に取り組んでいるとのことでありまして、やはりエチゼンクラゲ対策は、先んじて被害の大きかった西日本側のほうが漁具の改良などがすすでいるようであり、先進地の取り組みを参考にしながら早期の対策を網走市としても行うように、漁業関係者と協議する必要があると考えるがどうか。

※漁具についてはお金がかかることもあり、今後の検討となりました。対応については、粉砕し吸引することを予定しているとのことでありました。

●ワークライフバランスの取り組みについて。
 予算審査等特別委員会の初日に、市役所内での取り組み状況について伺ったが、市内に企業においても育児休業や介護休業、この看護休暇など、ワークライフバランスの推進に資する取り組みが進むことを望むところ。
 しかしながら現在の不況下では取り組みが困難との意見があるわけでありますが、その一方で、企業の経営改善を進めるコンサルタント会社などは、「ワークライフバランスこそ企業の経営改善の決め手の一つ」として推奨しており、いまや企業戦略としてどのようにワークライフバランスに取り組むのかということは、国際競争力の確保を含めた企業戦略の中で重要な位置を占めるところに来ているのが現状。
 働く時間と作業を効率化し、きめられた時間の中で残業を行わずに業務ができるようにすることで、子育ての支援などにつながり、職員が辞めずに働き続ける職場づくりへとつながることで、職員要請にかかるコストを大幅に縮減できるほか、残業が減った分で浮いたお金を使って職員給料をUPし、モチベーションを高めることに役立てている企業や、浮いた人件費で新たな雇用を行う企業なども、この不況下であっても徐々に増えている。
 網走市内においても、もこうしたワークライフバランスを企業の経営戦略として活用する取り組みついて周知していく必要があると私は考えますどうか。
 
※必要性は認識しているということと、労働実態調査を行う際にパンフレットを同封するなどの周知を行っていて、今後もそれを続けたいとのことでした。
これを受けて以下の質問。

 これまでも、労働実態調査の設問の中に項目を入れるとか、パンフレットを同封するとの答弁があったが、それ以上の施策については行われていないのが現状。
 現在、企画が男女共同参画プランの推進を担当し、社会教育が男女共同参画に係る啓発を担当しているという構造に現在なっている。
 これまでも男女共同参画の推進にかかわる質問を行って来たが、その中で私は、企業に対するアプローチというのはどこのセクションが行うべきなのかという位置づけが今一つあいまいなのだろうと感じている。
 どこが主体的に取り組むべきなのか、きちんと位置づけを確定させたうえで、どのような方針で臨んで行くのか方向付けを行い、直接企業に対して働き掛ける施策を検討する必要があるのではと考えますがいかがでしょうか。

※基本的には、必要性は感じているという答弁でした。来年度検討していただいて、網走市の発展のためにもできるだけ早い時期に企業に対する効果的な取り組みが始まることを望みたいと思います。

●中心市街地の活性化について
 中心市街地の活性化のために実施している施策にはさまざまなものがあるが、中央商店街を会場にして行われる各種イベントもその一つである。
 私は、こうした施策には一定の効果があり、引き続き必要な見直しや改善を続けながら、効果的な実施を望むもの。
 さて、商店街の幾つかの店舗においてはこうしたお祭りやイベントの際にワゴンセールを行ったり、営業時間の延長を行うなど、努力をしているところもあるが、全体でみると必ずしも多くない印象。
市からの支援も確かに必要だが、各店舗がイベントの際に売上UPと、にぎわいを作り出すための努力をそれぞれの店舗で行うことも大切だと考えるが、担当課としてはどのような働きかけを行って来たのか。また今後の考え方はどうか。

※今後必要な話し合いを進めて行きたいとのことでありました。網走のまち、特に私も大好きな4条通りAPT4が今後も継続的に発展して行ってほしいと思います。


●空き店舗への対応について
 中心市街地活性化対策の中で、空き店舗活用事業補助金についてはこれまでのところ継続営業される店舗も一定程度あり、効果的な事業である。
 一方で、この事業については現在の枠組みや制度を維持しながら、さらなる柔軟な活用が可能となる仕組みが必要。
 例えば、現在は事業開始の際の改装費と2年間の家賃補助が行われているが、1年目は改装費の補助だけでよいので、営業が厳しくなる2年目から家賃補助を行う。あるいは最初の改装費は自分で用意するので、家賃補助がなくなる3年目に誘客促進のための店舗リニューアルをおこなうから、それまで改装費補助は留保しておくなど、出展者それぞれの考え方や事業形態にあった補助が出来るようになっていても良いと考える。実際にこうした形の方が継続的な営業実現への効果も高まる。 柔軟な制度運用が図られるべきだと考えますが、どうか。
 また、現在この補助事業はアーケード街対象の事業であり、それ以外のところには適応されていないのが現状で。
 しかしながら、実際の中心市街地をみるとたて通りの空洞化が著しい地域が増えている。こうしたことから、たて通りへの補助拡大の必要性が高まっていると考えるが、対象地域の拡大を実施する考えはないか併せて伺う。

※空き店舗活用事業については、実際に相談があった際には対応を検討するとの答弁でしたので、事前に検討してそのようなことも可能であるという説明をしてあげないと、補助を利用する方はわからないので対応を検討するように要望しました。
 また、たて通りへの拡大の必要性については認識しているが、まずは4条通りの空き店舗を埋めることを優先したいということと、予算の関係から現状では拡大難しいとのことでした。しかしながら、やはりたて通りの空洞化は顕著なので、対応を検討してほしいと要望しました。

●中心市街地の再開発について
網走市の中心市街地については市債残高が一定程度減少した時点で再開発の必要性についての検討がなされるべきだと私は考える。
建築学や都市計画の専門家の方々から、網走市の地図を見ながらこのことについてアドバイスを頂くときに、共通するのは中心となるまちの導線が違うのではないかということ。
 皆さん共通して市民会館または、バスターミナルの位置に何らかの拠点があり、そこを結ぶ縦のラインが導線の軸となるように都市設計、まちづくりを行うことが、網走市の発展につながる。考え方を伺う。

※現在のところ検討はしていないが、将来的にはなんらかの見直しを含めて必要になるということの認識はあるとのことでした。


●地域公共交通について
 昨年一般質問で質問した、地域公共交通総合連携計画の策定が、今回予算化されたことについては、大きな意義がある。
 是非、この計画策定の際に設置する協議会での議論を通じて地域の明日への希望が広がる計画が策定され、それが確実に実行されることを望む。
 さて、こうした計画を考えたときには協議会を構成するメンバーの選定が重要であるということは、以前の一般質問でも述べたところ。
 人選に際しては、当て職にならないように配慮するとともに、地域で実際に公共交通を利用している方、障がい当事者やその家族、高齢者、福祉関係者など、公共交通を多く利用しなければ生活維持が困難である方にどうメンバーとして参画いただくのかがポイントになってくが、現状どのように考えているか。
 また、実際に計画を策定する際には全市的な計画はもちろんですが幾つかのモデルとなる地区や事業を選定し、全市的な計画展開へとつなげていく取り組みも重要。
 私はこのモデル事業の効果的な対象地域は2つあると考える。一つは中心市街地。昨年もお買物バスの運行が行われたが、本来はこうした協議会の中での議論を受けて事業計画が立案されることが望ましい。みなと観光交流施設への公共交通をどうするかという問題と併せて、対応を考えてはと思うがどうか。
 もうひとつは、トレーニングフィールドへのアクセス。従来から呼人地域や養護学校の要望として、バスを養護学校前やトレーニングフィールドを含めた呼人コミセン方面まで回れるようにしてほしいというのが町内会や住民懇談会などの席であったことはご承知のことと思います。また、呼人生活館からコミセンが現在地に移転する際にも、利便性の観点から様々な意見があった。
さらに今回、教育委員会の策定した網走市教育委員会事務点検・評価報告書の外部評価にも、はっきりとトレーニングフィールドへの公共交通に必要性について指摘されているこうしたことから、「ここをモデル事業の対象とせずに、一体どこをモデルとするのか。」という状況がある。
 計画策定の審議の際に、モデル地区として選定する方向性を持ちながら協議して行ってはと考えるがいかがでしょうか。

※人選についてはすでに決まっており、今後必要に応じて対応は検討したいとのこと。モデル事業については、計画策定の過程で議論して行きたいとのことでした。

●大曲湖畔園地について
近年は、2度ほどだったが園地事態が水没してしまったことがあった。センターハウスの整備などが今後行われるが、それについての対策は。
 また、せっかく整備した花や作物が冠水してしまうことは大変残念なこと。土壌流失を防ぐために排水の整備や、園地そのものに土を入れて高さを上げていくようなことも必要ではないか。

※センターハウスなどは水没しなかった地域に集中して立てるということでした。土を入れるということについては必要に応じて考えたいとのことでした。また、排水整備については開発局と協議することを改めて求めました。

●中国からの観光客の受け入れ態勢について
 昨年、中国の個人観光が解禁になったことと、網走を始めとした北海道を舞台として映画がヒットしたこと等が原因となって、北海道を訪れる観光客が急増している。市内においても、観光看板への中国語表記や、各種パンフレット類などについても段階的に実施されているところ。
 このような中国人観光客については今後の中国の経済発展の可能性から考えても、まだまだ増加する。その受入れ体制の整備が急務。
 日本で彼らが買い物をする際には、人民元を円と交換するが、現金については中国国内からの持ち出し制限があり、主な手段としては、日本におけるデビットカードにあたる、ギンレンカードを使用している。実際に、網走市内において人民元を換金できる銀行はない。やはり網走市内で買い物をしていただくためには、発行数にして13億枚といわれるギンレンカードへの対応が不可欠。
 網走市内でこのギンレンカードが使用できる店舗は少ないと考えるが、実際に網走市内のどれくらいの店舗で使用できるか。

※ほとんどないとのこと。現在は北天の丘くらいではないかとのことでした。

 また、ギンレンカードの取り扱いについては国内では三井住友銀行が提携しており、加盟店の手続きを行う必要がある。
おそらく加盟に当たっては手数料などが生じる。市として関係機関と連携し、急ぎギンレンカードについての対応を行うことが、貴重なビジネスチャンスを逃さないために急務では。

※観光協会と連携して検討して行くとのことでしたので、商工会議所などを含めて早急な対応を行うように要望しました。

●広報活動について。
 昨年もこの場で観光を主にしたプレスリリースの上手な手法について学ぶ機会をつくる必要があるのではということで質問した。
その際に、観光協会と相談しながら積極的な取り組みを考えてるとのことだったがその後はどうか。
 専門の講師を招聘し、連続講座で学ぶなどの機会をつくり、そこで学んだ新たな人材による組織が担い手となって観光PRを専門に行う仕組みが必要。観光協会はそこと連携していくというような展開が必要だと考えるが。

※現状でも多く学ぶ機会や情報を得る機会があるとの答弁でしたが・・・。
 私は必ずしもそうとは思えませんので、この点については引き続き改善への取り組みを要望しました。

●メディアとの連携について
今年度、ラジオ局とタイアップして新たな取り組みが行われることについては、大きな期待を寄せている。
 たしかにラジオは車の中や職場などで自然に耳にすることも多く、その効果は大きい。
 一方、さらに効果の大きなものはTVであり、市としてもCMに対する補助事業で実績をあげているので、そのことに対する認識は持っているはず。
 私は一昨年のこの場において、TV番組に取り上げられるようにプロモーションを行う必要性について質問した。実際のところ直接TV局に対して交渉するよりも、番組制作会社に対してプロモーション活動を行い、上手くタイアップするなどして番組作りへとつなげる方が効果的であるということは他の自治体の取り組みをみても明らか。
 こうした番組制作会社へのアプローチはおこなわれたのか。
もし行われていないのならば、魅力ある私たちのまち網走を題材とした番組が1つでも多く放送されるようにプロモーション活動を行うべきと考えるが。

※残念なことに番組制作会社への取り組みは行われていないようです。改めて積極的な対応を求めましたので、今後もしっかりチェックして行きたいと思います。

●広告について。
昨年、安近短の観光に対して力を入れるということで、北海道新聞に広告をだすなどの工夫したが、実際の効果を。
また、例えば昨年北海道新聞に出した広告については、情報が多すぎた感があり、雑誌広告と違って、新聞広告についてはもう少し違った形が必要との意見もあった。来年度はどのように紙媒体を使って、効果的な広報を行っていくのか。

※効果は高かったとの認識。さらに効果が高まるように、雑誌などを含めてさらなる検討と工夫を行うとのことでした。

●名刺を使ったPR方法について。
現在、網走市においては観光PRのための名刺配布などを行い、一定の効果をあげており、その効果は思いのほか大きいもの。
市内の企業や団体、あるいは個人の方々においてもこの名刺を活用して頂いているが、実際、1年間を通じてみるとこれとは違う名刺を渡すことの方が、圧倒的に多いのは当然。
また、普段使用する名刺については両面印刷を行っているものを始め、特徴的なものもあるが、片面しか印刷されていない名刺を使用している方が大勢を占めている。
そこで、名刺の裏を利用した新たな観光PR、網走のPRを企業や市民に求めてはということでご提案申しあげたい。
名刺の裏に、網走の観光PRや情報などを、企業や市民の協力を頂いて印刷していただく、こうしたボランティア活動を市として積極的にお願いして行ってはどうか。
当然経費がかかるが、この点においても市内の印刷会社さんに理解を求め、通常の両面印刷よりも、網走をPRするものについては割引料金を適用していただくように協力を求めて行っては。
また、市として名刺の裏に印刷する文章や画像などの見本を用意し、必要なかたには提供できるように、ホームページにデザインをUPしておくほか、各印刷会社にも創意工夫を凝らした、デザインを作成しておくようにお願いしておくなどすると、多彩な網走市の宣伝が、私たちが普段配っている名刺の裏を使って実施できる。
また、毎年「網走市名刺の裏コンテスト」を開催し、上位作品となった名刺の裏面をホームページに紹介し、表彰するなど、運動を盛り上げる工夫をすることで、網走市民と市内の企業や各種団体全体で、網走への観光客誘致や、移住促進の雰囲気を盛り上げていくことができると考えますし、名刺の印刷費の補助をするよりもこうした取り組みの方が効果は上がると考える。
ホスピタリティの向上というのは、こうした身近な取り組みからこそ始めるべきではないかと思いますが、例えば名称を「網走名刺の裏大作戦」として、実施してはと考えるがどうか。

※経費面が確かにかかるものなので、即答はできないが今後実施できないか検討するとのこと。是非、網走市民一人一人が楽しみながらできるこの取り組みは実現してほしいと思います。