阪神は痛恨の競り負けで、2位浮上ならず | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年9月11日の阪神タイガースは、甲子園球場での横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
きのうはこの7連戦の初戦を見事に勝った阪神でしたが、きょうはどうなったか?


さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)島田 海吏
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)村上 頌樹

途中出場することの多い島田が6番レフトですね。
キャッチャーは7番の坂本誠志郎になっています。


横浜DeNAベイスターズ
1番(中)桑原 将志
2番(二)牧 秀悟
3番(左)佐野 恵太
4番(一)オースティン
5番(三)宮﨑 敏郎
6番(右)筒香 嘉智
7番(捕)山本 祐大
8番(遊)京田 陽太
9番(投)ジャクソン

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は鳥谷敬さん、井口資仁さんです。
かなり強いレフトへの浜風が吹いていたようです。


=== 試合結果 ===

細かい試合経過は書けませんでした。

3対4で阪神が終盤、競り負けました。

勝利投手がウィックで、5勝1敗1セーブ。
敗戦投手はハビー・ゲラで、0勝4敗12セーブ。
セーブは森原康平について、2勝6敗24セーブになりました。

ホームランは牧秀悟の20号ソロ(1回)、森下翔大の15号ソロ(6回)、桑原将志の4号ソロ(8回)でした。

観客数42,501人 試合時間3時間1分


=== 戦評 ===

きょうはDeNAに先制されて、その後、追いつくことはあってもリードはできない試合展開で、痛い負けとなりました。
先発した村上頌樹はもうひとつでしたし、2番手のハビー・ゲラも不用意な初球の投球でホームランを被弾して痛い目に遭っていました。
打線も終盤にあまり繋がらず、投打に関して反省の多い日になったかもしれません。



こちら先発投手の
村上頌樹は、直球の勢いはあると解説されましたが、制球は立ち上がりはままならない感じやったみたいです。
次第に少し落ち着いては来ましたが。


初回表、牧秀悟にあまり落ちなかったんでしょう、フォークをレフトスタンドに持って行かれるソロホームランを打たれていました。
3回表はノーアウト1塁の状況で、ジャクソンがバントしたんですが、ファースト大山が2塁送球も引っかかってワンバウンド送球でセーフ、1塁転送もセーフの野選となりまして、ノーアウト1・2塁になってしまいます。
続く桑原がバントを決めて、1アウト2・3塁にされると、牧が前進守備の三遊間破るレフト前タイムリーヒット、佐野のセカンドゴロの間の1失点で、1対3にされます。

結局、村上は7イニングを103球で投げ、5被安打の1与四球・無与死球、7奪三振での3失点。
3回表の2失点は、大山の野選があったので、少し不運でしたが、あそこで踏ん張って、1失点くらいに欲しかった。
まあ、7回まで投げられたことは、良かったと思います。

8回表は阪神のピッチャーは2番手の
ハビー・ゲラに代わっていたんですが、先頭の桑原が初球の内角に行った直球を打つと、レフトスタンドにギリギリ入るソロホームランを放って、3対4と1点勝ち越されました。
 

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手のジャクソンは、155キロ出たりするくらい強い球を投げていましたが、意図的に飛ばしているんやないかと解説されていました。
制球はわりとアバウトなので、ボール球を振らないことが大事でした。

球数を投げさせることはできていました。


初回裏に大山のセンター前ポテンタイムリーヒットで、1対1と同点にしていました。
 

6回裏は森下のワンストライクから真ん中高めチェンジアップを打ったレフトスタンドに入るソロホームランで、2対3としたあと、大山がサードへのバウンド高い内野安打、佐藤輝のショートの左を破るセンター前タイムリーヒットで、ノーアウト1・3塁。
ここでDeNAのピッチャーは2番手の山﨑康晃に交代。
続く島田は二遊間の深めショートフライでしたが、次の坂本がセフティスクイズを決めて、3対3の同点とします。


8回裏はDeNAのピッチャーは4番手のウェンデルケンになっていましたが、先頭の森下が左中間のレフト前ヒットで出塁すると、大山が強いファーストゴロで、ファーストのオースティンが大きくはじいたんですがセカンドが拾って1塁送球アウトで、1アウト2塁にしましたが、佐藤輝は左中間のセンターフライで、代打・糸原がセカンドゴロ。
得点できませんでした。

9回裏はDeNAのピッチャーは5番手の
森原康平でした。
先頭の
坂本が三遊間のショートゴロでしたが、踏ん張って低い送球をファーストのオースティンがはじいたエラーで出塁すると、木浪がバントで送って1アウト2塁。
続く代打の
渡邉諒がファーストファウルフライ。
近本が左中間のレフトフライ。
ここも得点できませんでした。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポニチからの引用です。

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 ――ゲラは浜風もあったが。

 「引っ張ったけど、初球やろ。簡単に真っ直ぐをお前。(桑原は)真っ直ぐに強いバッターやからな」

 ――真っ直ぐいくにしても慎重にコースを。

 「コースってお前、ボールから入ったらええやんか。簡単なことやん」

 ――6回にもう少したたみかけたかった。

 「まあなあ。最初のバッター(島田)でな。まあ、同点に追いついたらな、何とかなるわけやから」

 ――7回の近本のゲッツーは驚いた。

 「あれおまえ、(ウィックが)変えとったやん。セットをな。それが分からんかったんやん。クイック速かったからな。おまえ、あれやろ、フォアボール出して交代させられてから、それ知らんもんな。えらい大きいやないかい言うたら」

 ――明日以降に目を向けると森下がホームラン。

 「うん、なんで?粘りを見せるて、勝っていかなあかんねんから、粘ってよく頑張ったなんてないんやから、勝ち負け言うてるやん、そんなもん」

 ――(自ら報道陣に)

 「何でや、今日一つ負けただけやないか、何でこんなシュンとなるんや」

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7回裏の近本のゲッツーの話が出てますが、先頭の代打・前川右京が四球で出た後に、前川に代走・植田となっていたので、むこうの投手のウィックのセットポジションのフォームが大きくなっていたのをあらかじめちゃんと知っていたら、近本がショートゴロゲッツーになる前に、盗塁のサインとか出したかもしれんという話なんでしょう。
(たぶん、そういう話です。)
あれは、クリーンアップや近本でなかったら、バントさせてましたね。
近本やからこそ、ヒッティングにしたら近本には滅多に無いダブルプレーになっていました。

あそこだけやなくて、終盤は8回も9回もチャンスを作りましたが、結局は得点はできずちょっときょうは攻撃面でツキが無いのもあったかもしれません。

それでも、きょうは森下翔太がソロホームランを打ちましたので、彼は7試合連続打点となりますね。
そこは、ここへ来て立派やと思います。

 

 

 

 




マツダスタジアムでの広島対巨人の方は、0対2で負けていた巨人が9回表に一挙に大逆転して、2対9で巨人が勝っています。
ですので、
首位・巨人とのゲーム差は3.5となり、2位・広島とは0.5差のままで、4位・DeNAとは2ゲーム差となった阪神でした。
阪神がきょう勝っていれば、2位に浮上していたはずです。

きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。